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大谷翔平が未来のスターに「笑顔で賛辞」 米記者は人間力絶賛「冷たくあしらうことだってできたが…」

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手の“悲しい笑顔”を、米国の名物記者が称賛している。大谷は23日(日本時間24日)に行われたレッズとのダブルヘッダー第1試合を途中降板、検査ののちに第2試合にDHで出場した。この試合中に近寄ってきた将来のスター候補、21歳のエリー・デラクルーズの“つんつん”に怒ることもなく、一緒に楽しんでいるかのようだった。この時、すでに肘の状態を知っていたにもかかわらずだ。

エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

緊急降板後の試合に現れた大谷の人間性…米ESPNのパッサン記者が絶賛

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手の“悲しい笑顔”を、米国の名物記者が称賛している。大谷は23日(日本時間24日)に行われたレッズとのダブルヘッダー第1試合を途中降板、検査ののちに第2試合にDHで出場した。この試合中に近寄ってきた将来のスター候補、21歳のエリー・デラクルーズの“つんつん”に怒ることもなく、一緒に楽しんでいるかのようだった。この時、すでに肘の状態を知っていたにもかかわらずだ。

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 米スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者は「オオタニのマジックシーズンは怪我で中断された」という記事の中でこの場面に触れた。

「エリー・デラクルーズが“本物なの?”と言わんばかりにオオタニを指でつついていた。オオタニを見ていた人なら、誰もが常に抱いていた疑問だ」。そして衝撃の知らせで「彼は未来から送られた野球のロボットではなく、生身の人間だということがよく分かった」と続けている。

 大谷は今季、チームが戦った128試合のうち126試合に出場しており、2試合しか休んでいない。「週1回の登板に加え、毎晩打者として出場し、彼の負担は誰よりも大きかった」にもかかわらずだ。パッサン記者は「しかし彼は、トレーニングを減らし休息をとることすら受け入れなかった。なぜか? そうしてきたことで今の彼があるからだ」とその理由を読み解く。

 2018年秋にも右肘の手術を受けた大谷は、投手としては約2年後となる2020年の終盤まで復帰することはなく、その間はDHとして打者での出場を続けた。ただ二刀流を本格的に再開した後の活躍は、誰もが知るとおりだ。

 パッサン記者は、苦難に負けない大谷の“人間力”を絶賛。デラクルーズとの場面に戻り「もしショウヘイ・オオタニがどんな人間か知りたければ、デラクルーズにつつかれた時のリアクションを見ればいい。彼の今の状況を考えたたら、冷たくあしらうことだってできた。しかしオオタニは笑顔でデラクルーズの才能に賛辞を送った。日本とドミニカ共和国の2人を結びつけた言語は野球だった」とした。

 その上で「楽観主義がオオタニの選択だ。前回このような状況に置かれた時、彼は誰も見たことのないような最高の野球選手になって戻ってきた」とも続けている。

(THE ANSWER編集部)


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