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暑い世界陸上マラソン「私の生き様を伝えたい」 昨年9位号泣の松田瑞生が雪辱へ「全力で…」

会見に臨んだ佐藤早也伽、松田瑞生、加世田梨花(左から)【写真:浜田洋平】
会見に臨んだ佐藤早也伽、松田瑞生、加世田梨花(左から)【写真:浜田洋平】

加世田、佐藤も意気込み

 初出場の24歳・加世田は、自身2度目のマラソンとなった昨年9月のベルリンマラソンで2時間21分55秒をマーク。日本代表入りし、今年5月の1万メートル日本選手権でも優勝した。6月には5000メートルで田中希実(New Balance)に次ぐ日本選手権2位。トラックでスピード強化し、マラソンに繋げてきた。

「初めての世界選手権を控えて凄くワクワクしています。目標は入賞。積極的に走りたい。田中選手のレースが印象に残って、前半からハッサン選手についていったところで鳥肌が立った。強みは後半のきつくなっているところでの粘り。7月3日から8月16日まで米国のアルバカーキで合宿しました。後半のもうひと段階粘ることをテーマにしてきました」

 MGC出場権を獲得済み。「世界遺産の街でコースが綺麗。マラソンが3回目。初めての周回コースなのでどうなるか走らないとわからない。起伏が多い印象はないので、その中でどういう戦いになるか大事。合宿地も暑かったので、強化はしてきた。レースでもそこを出せれば。勝負のタイミングを見逃さないことが大事。見極めを大切にしたい。いろんな方々の期待に応える走りをしたいし、走るだけで終わりたくない。出るだけで満足したくないので、絶対に結果を出してプラスになる経験にしたい」と語った。

 29歳の佐藤も初出場。1月の大阪国際女子マラソンでは、8キロ付近で他選手との接触から転倒した。顔をしかめながら立ち上がったものの足を引きずる展開。膝から出血し、18キロ付近で棄権して涙を流した。4度目のマラソンとなった昨年9月のベルリンマラソンで自己ベストを1分以上更新する2時間22分13秒をマーク。MGCの出場権も持っている。

「レースを控えて今は初めての出場でワクワクしています。目標は入賞なので最後まで粘り強い走りをしたい。(今大会まで)ここまで女子のトラックレースなどに刺激を受けました。強みは思いつかないです(笑)。7月10日から8月17日までコロラド州で合宿をしました。マラソンの高地合宿は初めて。監督のメニューをこなすことを意識して走りこみました。

 暑さ対策は水分を摂って脱水にならないよう気を付けたい。後半の暑さが出てくるところで粘りたい。走りで伝えたいのは、ここまでたくさんの方に応援していただいたり、サポートもよくしていただいた。結果で恩返ししたい」

(THE ANSWER編集部)


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