暑い世界陸上マラソン「私の生き様を伝えたい」 昨年9位号泣の松田瑞生が雪辱へ「全力で…」
ブダペスト世界陸上のマラソンに出場する男女6選手が24日、同地で会見した。女子は26日午前7時(日本時間午後2時)に号砲。松田瑞生、加世田梨花(ともにダイハツ)、佐藤早也伽(積水化学)はそれぞれ心境などを語った。
ブダペスト世界陸上
ブダペスト世界陸上のマラソンに出場する男女6選手が24日、同地で会見した。女子は26日午前7時(日本時間午後2時)に号砲。松田瑞生、加世田梨花(ともにダイハツ)、佐藤早也伽(積水化学)はそれぞれ心境などを語った。
28歳の松田はリベンジの夏に燃えている。昨年大会は一山麻緒、新谷仁美が大会直前にコロナ陽性で欠場したため、たった一人の日本代表として力走した。9位で入賞に1つ届かず、大粒の悔し涙。2大会連続3度目の世界陸上へ「この素晴らしい街並みを見ながら走れるのは光栄。全力で楽しみながら走りたい」と力を込めた。
2024年パリ五輪代表を決める10月15日のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権を持つ。2か月弱と短い異例のスパンだが、世界に挑戦する機会を大事にした。
「田中希実ちゃんが日本新を出した。仲のいい選手が記録を出したのは嬉しいし、私も頑張りたい。私の強みは最後まで諦めず踏ん張るところ。加世田と一緒にアルバカーキで合宿をしました。(練習の)消化具合はわからないけど、ハンガリーのスタートラインに立てることが大事。全力で走りたいです」
2005年野口みずきの日本記録2時間19分12秒の更新を目指した3月の東京マラソンは、2時間21分44秒で日本人トップの6位。20キロまで更新ペースだったが、持ちこたえられずレース後に号泣した。自己ベストは2時間20分52秒(22年1月大阪国際女子)を持っている。
「最後まで諦めずに走り切りたい。日本にない雰囲気があって、街並みが綺麗。幸せなコースだと思う。石畳があってロードの橋がガタガタなので気を付けたい。橋でうまくリズムを作れれば。暑さは走ってみないとわからない。極力水分を摂りたい。レースのポイントはスローになったり、ハイペースになるかはスタートしないと分からない。暑さで遅くなると思っても去年は速かった。今までマラソンをしてきてたくさんの方に応援してもらって今がある。私のマラソン人生の生き様を伝えたい」