世界陸上で史上初の「美しい瞬間」 最後は“競わなかった”2人が生んだ名場面に海外賛辞
ハンガリー・ブダペストで行われている世界陸上では23日(日本時間24日)に、大会史上初めて1種目に2人の金メダリストが登場するという“珍事”が発生した。勝敗を決めず、2人がともに1位となることを決めた美しい場面に、ファンからの賛辞が殺到している。
女子棒高跳び決勝…首位に並んだ2人が決着つけること望まず
ハンガリー・ブダペストで行われている世界陸上では23日(日本時間24日)に、大会史上初めて1種目に2人の金メダリストが登場するという“珍事”が発生した。勝敗を決めず、2人がともに1位となることを決めた美しい場面に、ファンからの賛辞が殺到している。
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23日(日本時間24日)に行われた女子棒高跳び決勝で、4メートル90で並んだニナ・ケネディ(豪州)とケイティ・ムーン(米国)の2人は、競技を続けて勝敗をつけるジャンプオフを選択せず、2人で金メダルを獲得することを望んだ。
4メートル90に成功した2人はそれぞれ4メートル95に挑んだが、ともに失敗。歩み寄って何言か話すと、笑顔で抱き合った。世界陸連の公式X(旧ツイッター)が「誰が玉ねぎを刻んだ?」(=涙を流すしかない)としてこの場面をシェアすると、世界中のファンからコメントが多数寄せられた。
「アメージングな選手たちの素晴らしいパフォーマンスだ!」
「とても素晴らしい瞬間だわ。ムーンとケネディどちらもおめでとう」
「素晴らしい戦い、どちらも金メダルに値するよ」
「なんて美しい大会なんだ。2人に感謝と拍手を」
「フェアプレー!2人ともおめでとう!」
「とっても素敵だわ!間違いなく正しい判断!」
感動の名場面として、心を揺さぶられたファンが多かったようだ。
(THE ANSWER編集部)