エンゼルスまた痛恨失策、PO圏内まで遂に10G差に後退 嘆く米記者「失策原因の3失点がこの差だ」
米大リーグ・エンゼルスは22日(日本時間23日)、本拠地レッズ戦に3-4で敗れた。これでワイルドカード圏内まで10ゲーム差。この日も痛恨のタイムリーエラーで失点を喫し、米記者たちも「失策がこの差を生んだ」「損失が大きかった」と嘆いている。
レッズ戦に敗戦
米大リーグ・エンゼルスは22日(日本時間23日)、本拠地レッズ戦に3-4で敗れた。これでワイルドカード圏内まで10ゲーム差。この日も痛恨のタイムリーエラーで失点を喫し、米記者たちも「失策がこの差を生んだ」「損失が大きかった」と嘆いている。
守備の乱れが敗戦に直結した。2点リードの3回2死二、三塁のピンチで、先発ジオリトが相手の3番デラクルーズを平凡な一塁へのゴロに仕留める。しかし、デラクルーズの俊足が気になったのか、一塁手の新人シャヌエルが打球を弾いてしまった。この間に2者が生還。さらに続く打者ステアの左翼線二塁打の間にデラクルーズが快足を飛ばしてホームインし、逆転を許した。
失策がなければ無失点で切り抜けられていた場面。21歳の怪物デラクルーズの脚力とともに、シャヌエルのまずい守備が試合に大きな影響を与えた。米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者は自身のX(旧ツイッター)で「シャヌエルのエラーが原因となった3失点がこの差を生んだ。エンゼルスは3本のソロホームランを放ったが、それ以外は特になし」と指摘した。
米ロサンゼルスのラジオ局「KLAA」の番組「エンゼルス・リキャップ・ポッドキャスト」でホストを務めるトレント・ラッシュ氏も「エンゼルスはシンシーに4-3で負けたものの3本塁打を放った。ルーキーであるシャヌエルの5回のタフなプレーは損失が大きかった」とXで指摘した。
エンゼルスは19日のレイズとのダブルヘッダー第2戦でも、中堅手アダムスが失策を2つ記録するなど18失点。14日のレンジャーズ戦でもチーム3失策で12失点を喫するなど守備の乱れが増えている。トラウトが左手首骨折から復帰したものの勝利を飾れず、今季61勝65敗の借金4。ワイルドカード争いではプレーオフ(PO)圏内のマリナーズまで10ゲーム差と絶望的な差がつけられてしまった。「3番・DH」で出場した大谷は3打数無安打、1四球と音なしに終わった。
(THE ANSWER編集部)