真夏の世界陸上、バハマ選手が車いすで退場 米NBCディレクター「開始30分前までエアコンなしで…」
ブダペスト世界陸上は20日、男子400メートル予選が行われた。佐藤拳太郎(富士通)が44秒77の日本新記録を樹立。1991年の高野進が記録していた44秒78を32年ぶりに更新し、組2着で準決勝進出となった。このレースで1着となったスティーブン・ガーディナー(バハマ)は車いすに乗らなければならない状態になったそうで、米メディア関係者は「競技開始の30分前までエアコンがないテントの中に閉じ込められていたらしい」などと伝えている。
ブダペスト世界陸上
ブダペスト世界陸上は20日、男子400メートル予選が行われた。佐藤拳太郎(富士通)が44秒77の日本新記録を樹立。1991年の高野進が記録していた44秒78を32年ぶりに更新し、組2着で準決勝進出となった。このレースで1着となったスティーブン・ガーディナー(バハマ)は車いすに乗らなければならない状態になったそうで、米メディア関係者は「競技開始の30分前までエアコンがないテントの中に閉じ込められていたらしい」などと伝えている。
佐藤が歴史の扉を開いたレース。1着になったガーディナーだったが、米放送局「NBCスポーツ」のソーシャルメディアディレクター、トラビス・ミラー氏はX(旧ツイッター)で「深刻な問題になり、スティーブン・ガーディナーは400メートルの熱戦後、車椅子でトラックを去った」と伝えた。
さらに「選手たちによると、今朝暑い中、競技開始の30分前までエアコンがないテントの中に閉じ込められていたらしい」と、厳しい環境に置かれていたことも記し、別の投稿では「選手たちは熱戦が始まる前から汗だくになっているように見えるし、この状況はとても明らかだ」と指摘していた。
男子400メートルでは、佐藤拳のほか佐藤風雅(ミズノ)、中島佑気ジョセフ(東洋大)も着順で準決勝進出を決めるなど、日本勢が3人とも好タイムを叩き出した。
(THE ANSWER編集部)