世界陸上で撮られた悲劇の1枚 トップ快走中に転倒した女王に英悲痛「狂った夜だったわ」
ハンガリー・ブダペストで開催中の世界陸上での“悲劇”をとらえた1枚の写真が注目を集めている。女子1万メートル決勝で、先頭を走っていたシファン・ハッサン(オランダ)がゴール20メートル前で転倒し、11位となる波乱があった。
女子1万メートル、東京五輪の金メダリスト・ハッサンが残りわずかでスパートするも…
ハンガリー・ブダペストで開催中の世界陸上での“悲劇”をとらえた1枚の写真が注目を集めている。女子1万メートル決勝で、先頭を走っていたシファン・ハッサン(オランダ)がゴール20メートル前で転倒し、11位となる波乱があった。
ハッサンは東京五輪で5000メートル、1万メートルの2冠を奪った女王。超スローペースで進んだレースで、ハッサンは終始後方を追走した。残り1週手前でスパートし、最後の直線でグダフ・ツェガイ(エチオピア)とのマッチレースとなったが、金メダルまで20メートルほどの地点で転倒した。観客からは悲鳴が上がり、起き上がったハッサンは歩いてゴール。31分53秒35で11位となった。
英誌「アスレチックス・ウィークリー」のX(旧ツイッター)は、この転倒の瞬間をとらえた写真を掲載。「世界陸上の女子1万メートルで、本当にとんでもない結末」と伝え、海外ファンからも様々な声が書き込まれていた。
「奇妙なレースだった。本当に魅力的だったけど、スタートからなにか奇妙な戦術だった」
「ハッサンとチームがとてもかわいそう」
「狂った夜だったわ!」
「彼女が怪我をしてないことを祈ってるわ」
さらに「おめでとう、グダフ・ツェガイ。ツェガイはこれに関わらず、勝っていただろう」と勝者を称える言葉もあった。