世界陸上で3人転倒→1時間審議で全員救済が発生 男子1500m予選「陸上の格闘技を感じさせるレース」
ブダペスト世界陸上は19日(日本時間20日)、男子1500メートル予選第1組で一度に3人が転倒。各組上位6着が準決勝に進出できる着順争いから離脱したが、全員が救済され、セミファイナルに駒を進めた。
ブダペスト世界陸上、男子1500メートル予選
ブダペスト世界陸上は19日(日本時間20日)、男子1500メートル予選第1組で一度に3人が転倒。各組上位6着が準決勝に進出できる着順争いから離脱したが、全員が救済され、セミファイナルに駒を進めた。
東京五輪1500メートル金メダリスト、ヤコブ・インゲブリクトセン(ノルウェー)が注目された第1組。900メートルを過ぎ、ペースが上がり始めると、集団後方で接触が起きた。バランスを崩した3人が一気に転倒。マシュー・ラムズデン(オーストラリア)、トム・エルマー(スイス)、エミル・ダニエルソン(スウェーデン)の3人だった。腕を押さえ、苦悶の表情を浮かべる選手もいた。
この時点で各組上位6着の準決勝進出は難しくなったが、3人とも起き上がって完走。ラムズデンが3分46秒45で13着、エルマーが3分55秒72で14着、ダニエルソンが3分57秒70で最下位の15着だった。ネット上では「陸上の格闘技を感じさせるレース」と驚きの声が上がった。しかし、レースはおよそ1時間の長い審議に。3人全員が救済され、準決勝に駒を進めることになった。
(THE ANSWER編集部)