海外テニスで選手が客に退席求める異例の猛抗議 理由は蜂の真似、批判殺到「とんでもない行動!」
男子テニスのウェスタン&サザン・オープンで選手が観客の嫌がらせに怒り、退席させるよう審判に求める異例の事態が発生した。米紙「ニューヨーク・ポスト」が事の顛末を報じ、海外ファンからは「とんでもない行動!」「すごい迷惑」と批判が殺到した。
ウェスタン&サザン・オープンでまさかの事態が発生
男子テニスのウェスタン&サザン・オープンで選手が観客の嫌がらせに怒り、退席させるよう審判に求める異例の事態が発生した。米紙「ニューヨーク・ポスト」が事の顛末を報じ、海外ファンからは「とんでもない行動!」「すごい迷惑」と批判が殺到した。
まさかの事態が起きたのは17日に行われたシングルス2回戦のステファノス・チチパス(ギリシャ)とベン・シェルトン(米国)の試合。第2セットでサーブを打とうとしたチチパスは虫が飛んできたのか、ラケットで追い払うような仕草を見せた。しかし、実際には虫は存在していなかったようだ。
この後にチチパスが審判に歩み寄って抗議を始めた。ATP公式中継サイト「テニスTV」の映像では「僕の後ろで蜂の真似をしている人がいる」「サーブを打とうという時にブンブン言っているんだ」と怒りを露わに。女性が蜂の飛ぶ音を真似てプレーの邪魔をしたと訴えた。
客席の最前列に座っている女性の客を指差し、チチパスは審判に向かって「こんなこと初めてだ」と言い、「彼らが他の選手(地元のシェルトン)を応援しているのは分かっている」と地元びいきを理解しながらも陰湿な嫌がらせに不快感を示した。
そして「あそこの女性だ」と断言し、「彼女に出て行ってほしい」と退席するように審判に求めた。記事によると、女性はチチパスに謝罪したといい、お咎めなしになったが、ファンの観戦マナーとしては褒められるものではないことは確かだ。
「テニスTV」公式X(旧ツイッター)が投稿した動画にも「彼女は出て行け!」「受け入れられることではない。ちっとも面白くない」「大人の女性がこんなことをやったの? 理解できない!」「とんでもない行動!」「すごい迷惑。チチパス気の毒に」と批判の声が相次いだ。
試合はチチパスが2-0でストレート勝ちを収めた。
(THE ANSWER編集部)