怒り押し殺すネビン監督「頭に来ている」 12失点大敗で「良いところなし。正直全員がそうだ」
米大リーグ・エンゼルスは14日(日本時間15日)、敵地レンジャーズ戦に0-12で敗れた。同地区首位の相手に、実力差を見せつけられる形で惨敗。試合中にベンチで選手に喝を入れていたフィル・ネビン監督は、試合後に「今日は良いところがなにもなかった。正直言って、全員がそうだ」と怒りを押し殺すように語っていた。
レンジャーズ戦に大敗
米大リーグ・エンゼルスは14日(日本時間15日)、敵地レンジャーズ戦に0-12で敗れた。同地区首位の相手に、実力差を見せつけられる形で惨敗。試合中にベンチで選手に喝を入れていたフィル・ネビン監督は、試合後に「今日は良いところがなにもなかった。正直言って、全員がそうだ」と怒りを押し殺すように語っていた。
プレーオフ進出を狙うエンゼルスが完敗だ。トレードで途中加入した相手先発のシャーザーの前に、11三振を喫するなど打線が沈黙。わずか1安打に終わり、投手陣も炎上した。先発サンドバルが5失点、2番手キャニングも4失点。13安打を許し、守っても3つのエラーを犯してしまった。大量リードを許した8回の守りでは試合をあきらめ、野手登録のエスコバーが登板した。
ここ4試合で3度目の2ケタ失点。地区首位を相手に実力差を見せつけられたネビン監督の会見の様子を、カリフォルニア州地元放送局「バリー・スポーツ・ウェスト」の試合後番組が伝えた。先発のサンドバルについて問われると「今日は良いところがなにもなかった。正直言って、パトリックだけではなく、全員がそうだ」と嘆いた。
大敗の中で選手に努力を感じたかを問われると「努力の問題ではなく集中力の問題だ」と話し、「試合最初のプレーからだ。私からはそう見えた」と続けた。
エンゼルスはこの日3失策。うち2失策を喫した遊撃手ベラスケスは、初回先頭打者で一塁に悪送球している。ネビン監督は「身体的なエラーと精神的なものの間には違いがある。それが起こった。(ミスをした後の)次のプレーがあまりに大事だ。それはいつも言っていること。私たちはそれに悩まされてしまった」と話した。
続けて「今日は……そんなことを見たのは今回が初めてだった。間違いなくガッカリしているし、頭に来ている。でもこのチームは立ち直れるし、向上できると思っている」と怒りを押し殺しながら語っていた。
(THE ANSWER編集部)