女子テニス試合中に大げんか勃発 客席へのボール打ち込んだ選手の主張に対戦相手「黙りなさい!」
女子テニスで選手のアクションを巡り、試合中に“公開バトル”が繰り広げられた。現在カナダ・モントリオールで開催中のWTAツアー「ナショナル・バンク・オープン」の現地9日に行われた女子シングルス2回戦で、返球を観客席に打ち込んだ選手に対し、対戦相手が猛抗議。コート上で「誰にも当たってないわ」「黙りなさい」と口論に発展する騒ぎとなった。英紙は、5月の全仏オープンでボールガールにボールを当てて失格になった加藤未唯(ザイマックス)の騒動から「2か月後に起こった事件」と報じている。
カナダで開催中の「ナショナル・バンク・オープン」
女子テニスで選手のアクションを巡り、試合中に“公開バトル”が繰り広げられた。現在カナダ・モントリオールで開催中のWTAツアー「ナショナル・バンク・オープン」の現地9日に行われた女子シングルス2回戦で、返球を観客席に打ち込んだ選手に対し、対戦相手が猛抗議。コート上で「誰にも当たってないわ」「黙りなさい」と口論に発展する騒ぎとなった。英紙は、5月の全仏オープンでボールガールにボールを当てて失格になった加藤未唯(ザイマックス)の騒動から「2か月後に起こった事件」と報じている。
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事件が起こったのは同大会2回戦のマリア・サッカリ(ギリシャ)とダニエル・コリンズ(米国)の試合中。英紙「デイリーメール」電子版は「マリア・サッカリとダニエル・コリンズのコートでの衝突で、テニス界はプレーヤーの無責任さに関するもう1つの議論に巻き込まれた。」と記したうえで「モントリオールで開催されているカナディアンオープンで、世界ランキング8位のギリシャのサッカリは観客席にボールを打ち込んだ時に米国人の対戦相手に待ったをかけられた」と概要を記した。
同紙によると、第1セットを奪ったコリンズが第2セットも2-1とリードする中、サッカリのサービスはフォルトになった。すると、跳ね返ってきたボールに対し、サッカリはボールを地面に叩きつけ、そのボールが観客席にバウンドして入ってしまった。すぐにサッカリはすぐに観客に手を挙げて謝罪の意を示したが、コリンズはこのことを放っておかず、主審に「今のを見ました? 今何が起こったか見ていましたか?」と尋ねたという。
これに対し、セカンドサーブの準備をしていたサッカリは「誰にも当たっていないわ!地面に当てただけよ」と返答。するとコリンズは「黙りなさい!黙りなさい!」とサッカリに向かって声を上げた。この言葉で更に口論はエスカレート。サッカリは「何が問題なの?誰にも当てていないわ」と聞くと、コリンズは食い下がり、「マリア、あなたは客席にボールを打ち込んだのよ。もう少しで誰かに当たるところだったわ」と言った。
サッカリは「誰にも当たっていない」と繰り返し、ボールのスピードを落とすために地面にわざと打ち付けたと主張。同紙は「観客がさらにざわつく中、主審が何とか場を落ち着かせた。コリンズはこの2回戦の試合を6-4、6-2で勝利し、最後には二人の選手は握手をした」とその場を収めたことを記している。
同紙は「今回のことは、全仏オープンでボールガールにボールが当たって泣いてしまい、ダブルスのペアが失格処分になった事件から2か月後に起きた」「日本人選手のミユ・カトウはコートの反対側へのショットを放ち、それがボールガールの肩に当たった」と加藤の全仏での騒動の“再来”ともいえる形で伝えており、波紋は広がっている。
(THE ANSWER編集部)