井上尚弥返上のバンタム級最後の王座 ロドリゲスが返り咲き、3度ダウンを奪う完勝
ボクシングのIBF世界バンタム級王座決定戦12回戦が12日(日本時間13日)、米メリーランド州で行われ、元王者で同級2位エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が同級3位メルビン・ロペス(ニカラグア)に3-0の判定勝ちした。前同級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が返上した4団体全ての王者が決定。ロドリゲスは3度ダウンを奪う完勝だった。米メディアが動画を公開している。
バンタム級4つの王者が決定
ボクシングのIBF世界バンタム級王座決定戦12回戦が12日(日本時間13日)、米メリーランド州で行われ、元王者で同級2位エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が同級3位メルビン・ロペス(ニカラグア)に3-0の判定勝ちした。前同級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が返上した4団体全ての王者が決定。ロドリゲスは3度ダウンを奪う完勝だった。米メディアが動画を公開している。
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序盤からペースを握ろうとしたロドリゲス。中盤には右目上が大きく腫れたが、8回にはコーナーに相手を追い詰める場面も。的確に右を当て、ポイントを重ねていった。最終12回も下がる相手を追う展開。3度目のダウンを奪って完勝した。
IBF王者だったロドリゲスは2019年5月、井上に2回TKOの完敗で王座陥落。しかし、昨年10月に行われた同級12回戦でゲーリー・アントニオ・ラッセル(米国)に3-0の10回負傷判定勝ちを収め、王座返り咲きに前進していた。
バンタム級では、昨年12月に4団体統一を果たした井上が転級によって今年1月に全てのベルトを返上。4月に弟の拓真(大橋)がWBA王座を、20年10月に井上に敗れたジェイソン・マロニー(オーストラリア)が今年5月にWBO王座を獲得した。7月にはアレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)がノニト・ドネア(フィリピン)に判定勝ちでWBC王座を獲得。IBFだけが空位だった。
IBF王座は西田凌佑(六島)が挑戦権を持っている。
(THE ANSWER編集部)