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敵地メディアがエ軍に超辛辣指摘 もし大谷翔平がFA残留しても「エンゼルスは依然エンゼルスだ」

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は今季メジャー史上初の10勝、40本塁打という歴史的な躍動を続けているが、チームは58勝58敗で、2014年シーズン以来のポストシーズン進出に苦境を迎えている。今オフにフリーエージェント(FA)となる二刀流の去就問題に注目が集まる中、ジャイアンツの地元サンフランシスコメディアは「オオタニは凡庸なチームも強豪に変貌させるが、エンゼルス残留なら彼らはエンゼルスのまま」と超辛辣。来季以降も苦境は変わらないと分析した。

エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

ジャイアンツの地元メディアが大谷の去就に関心

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は今季メジャー史上初の10勝、40本塁打という歴史的な躍動を続けているが、チームは58勝58敗で、2014年シーズン以来のポストシーズン進出に苦境を迎えている。今オフにフリーエージェント(FA)となる二刀流の去就問題に注目が集まる中、ジャイアンツの地元サンフランシスコメディアは「オオタニは凡庸なチームも強豪に変貌させるが、エンゼルス残留なら彼らはエンゼルスのまま」と超辛辣。来季以降も苦境は変わらないと分析した。

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「ショウヘイ・オオタニはジャイアンツ相手に勝利し、シリーズで勝ち越す」と見出しで特集したのは米カリフォルニア州地元ラジオ局「KNBR」だった。

 大谷は9日(日本時間10日)、本拠地ジャイアンツ戦に「2番・投手兼DH」で先発し、6回97球を投げて3安打1失点(自責0)、5奪三振の力投で4-1の勝利に貢献した。シーズン10勝、40本塁打というメジャー史上初の金字塔を打ち立てたが、記事ではナ・リーグ西地区2位の名門にとって、FAが迫る二刀流争奪戦に重要な3連戦だったと指摘している。

「ジャンアンツはこのシリーズ、ショウヘイ・オオタニのためにオーディションをしていた。それとは逆に、この男には紹介の必要も、何かを証明する必要もない」と大谷に球団の魅力を伝える重要な機会になったという。

「勝ちたい」と常々願う大谷に対して、ジャイアンツが示した3つのアピールポイントを指摘。「対戦相手のピッチカウントを増加させる規律正しい戦略」「効率的な投手陣のクオリティ」「エンゼルスがオオタニの周囲に固められなかったロスターの質と量」と紹介した一方で、大谷争奪戦の結末がメジャーの勢力図を一変させる可能性を指摘している。

「次の冬、オオタニがプレーオフの強豪と契約すれば、そのチームはワールドシリーズ制覇の本命になれる。もし凡庸な球団と契約しても、プレーオフ進出候補にできる。もしエンゼルスと再契約しても、彼らは依然としてエンゼルスだ」

 プレーオフ進出を逃し続けるエンゼルスに残留しても“なおエ”状態は変わらないと辛辣に報じた。

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