ジャイアンツ戦に「2番・DH」で先発出場

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手が8日（日本時間9日）、本拠地ジャイアンツ戦に「2番・DH」で出場。無死二塁で迎えた初回の第1打席で中前適時打を放ち、チームに先制点をもたらした。チーム広報によれば、この打席で規定打席に到達。前人未到の記録には、投手として「あと37.1イニングの投球が必要」と伝えている。

　泥沼7連敗中のエンゼルス打線に火をつけた。レンヒーフォを二塁に置いて迎えた初回の第1打席、大谷は詰まりながらもセンターに弾き返し、チームに貴重な先制点をもたらした。

　エンゼルスのシニア広報マネージャーのマット・バーチ氏は公式X（旧ツイッター）で「ショウヘイ・オオタニの今日の初回の安打は、今季502打席目で、規定打席に到達した」と伝えた。続けて「彼は2年連続投打で規定に到達するには、投手としてあと37.1イニングの投球が必要」と指摘。大谷は昨年、史上初の投打ダブル規定到達を達成したが、前人未到の偉業を今年も視界に捉えている。

　大谷は次回、9日（同10日）のジャイアンツ戦で先発予定。前回3日（同4日）の本拠地マリナーズ戦では好投しながら右手中指の痙攣で緊急降板。10勝目をかけてマウンドに上がる。