エンゼルス指揮官、またも救援失敗の守護神に変わらぬ信頼強調「自信失ったとは思わない」
米大リーグ・エンゼルスは7日(日本時間8日)の本拠地ジャイアンツ戦で3-8で敗れて、8月未勝利のドロ沼7連敗となった。1点リードの9回に守護神カルロス・エステベスが打ち込まれ、その後の救援も失点を重ねてまさかの逆転負け。「2番・DH」で出場し、規格外の「センター前二塁打」を含む4打数2安打だった大谷翔平投手の活躍も実らなかった。試合後、フィル・ネビン監督はエステベスに対して「疲れはあると思う。自信を失ったとは思わない」などと変わらぬ信頼を口にした。
本拠地ジャイアンツ戦でまさかの逆転負け
米大リーグ・エンゼルスは7日(日本時間8日)の本拠地ジャイアンツ戦で3-8で敗れて、8月未勝利のドロ沼7連敗となった。1点リードの9回に守護神カルロス・エステベスが打ち込まれ、その後の救援も失点を重ねてまさかの逆転負け。「2番・DH」で出場し、規格外の「センター前二塁打」を含む4打数2安打だった大谷翔平投手の活躍も実らなかった。試合後、フィル・ネビン監督はエステベスに対して「疲れはあると思う。自信を失ったとは思わない」などと変わらぬ信頼を口にした。
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スタンドのファンも呆然だった。3-2と1点リードで迎えた9回、満を持してエステベスがマウンドに上がり、連敗ストップの期待がスタジアム内に充満した。しかし、4番フローレスに安打を許し、5番デービスに四球を与えて無死一、二塁のピンチに。続く6番ベイリーの当たりは左翼線にふらふらと上がったが左翼手グリチェクが取れずに2点を失って逆転された。その後もエステベスは2点を失い、代わった左腕ループも2失点。まさかの6失点を喫し、事実上、試合は終戦となった。
3日(同4日)のマリナーズ戦で3-1とリードしていた9回に満塁弾を浴びて逆転を許した試合に続く救援失敗となったエステベス。試合後、ネビン監督は守護神の疲労についてきかれると「彼はかなり使われてきた。ああ、疲れはあると思う。彼は試合前に来て投げたいと言った」と語った。
さらに「前回の登板で自信を失ったと思うか」との問いには「自信を失ったとは思わない。彼は最も自信を持った人の1人だ」と否定。「自信を持つだけの理由がある。私は史上最高のクローザーの1人であるトレバー・ホフマンと一緒にプレーした。殿堂入りの投手だが、何度か連続でセーブ失敗するところを見た。その翌日には、何もなかったように現れるんだ。カルロスもそういう特徴がある。それは素晴らしいクローザーが持っているものだ」と自身の経験談をもとに、守護神への信頼を口にした。
米スポーツ専門局「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者は自身のツイッターでエステベスの談話を紹介。その中でエステベスは「今日は彼ら(ジャイアンツ)が良い球をいくつか打った。……球はとても良かったと思う。しかし、もっと良いところに投げられたかもしれない」と語っている。
(THE ANSWER編集部)