野球を知らないドイツ人へ、大谷翔平を異例特集 独誌「何がこれほど日本人を特別にしたのか?」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手が数々の偉業を成し遂げる中、ドイツスポーツ専門誌「kicker」が異例の大谷特集を展開した。「通用しないとしていた批評家たちが間違っていたことを証明した」などと伝えている。
大谷翔平をドイツ誌が特集
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手が数々の偉業を成し遂げる中、ドイツスポーツ専門誌「kicker」が異例の大谷特集を展開した。「通用しないとしていた批評家たちが間違っていたことを証明した」などと伝えている。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
野球不毛の地でも大谷の偉業が轟いている。同誌は「154年の野球の歴史で最高の選手か? 5億ドルのユニコーン、MLBがオオタニにひれ伏す理由」と題して記事を掲載。「長い野球の歴史の中で、ショウヘイ・オオタニのような選手が存在したことはない。冬には史上最高額のFAが待ち受ける。一体何が日本人選手をこれほどスペシャルな存在にしているのか?」と伝えた。
記事では野球がわからないドイツ人に対し、他競技の万能選手を例に出すなど丁寧に説明。大谷のプレーのほぼ全てが歴史的なことであり、ダブルヘッダーで完封&2本塁打をやってのけたことなど最近の偉業まで紹介した。さらに渡米までに日本でプロ入りした経緯も伝え、こう続けている。
「多くの野球選手は最初のうちはオオタニが完璧にこなしているような二役をこなす選手としてスタートするものの、メジャーリーグへの長い道のりを進む中で非常に複雑かつ全く異なる二つの役割のうちどちらかに専念するのが一般的だ」「彼も(早くに)米国に行っていたら、コーチにどちらかに決めるよう迫られていたはず」「彼の二刀流は最高峰のレベルでは通用しないとしていた批評家たちが間違っていたことを証明した」
さらに「今年もMVPの最右翼」と紹介。「オオタニがいても壊滅的な成績のエンゼルス」「トラウト&オオタニで優勝は約束されているようなものなのに。POから長く遠ざかり、シーズン負け越しばかり」とまで伝えた。
契約金額についても「総勢6億ドル前後の契約になるというのが多くの見方である。これまでのMLB最高額はトラウトの12年4億2650万ドルだった。スポーツ界でこれより高額で契約したのは、報道によればリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドだけだ」と馴染みのある例と用いて説明。「きたる冬のオオタニの動向は球史に残る出来事になる。今のオオタニがやっていることと同じように」と次の契約について触れている。
(THE ANSWER編集部)