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MLBでトレード獲得直後にクビ 年俸9億円選手への宣告に米ファン困惑「どう理解すればいいか教えて」

米大リーグは8月1日(日本時間2日)にトレード期限を迎えた。駆け込みで様々な取引が行われた中、ガーディアンズはトレードで獲得したばかりの選手を即リリース。米ファンからも「誰かこれをどう理解すればいいか教えてくれ」「合流前に放出する意味って何?」と困惑する声が上がっている。

ジーン・セグラ【写真:ロイター】
ジーン・セグラ【写真:ロイター】

現地1日にトレード期限を迎えた米大リーグ

 米大リーグは8月1日(日本時間2日)にトレード期限を迎えた。駆け込みで様々な取引が行われた中、ガーディアンズはトレードで獲得したばかりの選手を即リリース。米ファンからも「誰かこれをどう理解すればいいか教えてくれ」「合流前に放出する意味って何?」と困惑する声が上がっている。

 ア・リーグ中地区2位のガーディアンズと、ナ・リーグ東地区3位のマーリンズの間で1対2のトレードが行われた。ワイルドカードでのプレーオフ進出を目指すマーリンズは、昨季パドレスでシルバースラッガー賞を受賞したジョシュ・ベル内野手を獲得。対価としてジーン・セグラ内野手と若手有望株のハリール・ワトソン内野手がガーディアンズに移籍した。

 両球団の公式ツイッターがこのトレードを発表。しかし、ガーディアンズ公式ツイッターは「セグラは合流前にリリースされる」と記し、獲得したにもかかわらず、即解雇する意向であることを明かした。混乱した米ファンからは「誰かこれをどう理解すればいいか教えてくれ」「合流前に放出する意味って何?」といったコメントが寄せられた。

 米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は「即座にセグラをリリースしたことを鑑みれば、彼をトレードに含めたのは完全に金融政策だ」と意図を推察した。今季年俸650万ドル(約9億3100万円)のセグラは、ここまで85試合で打率.219、OPS.556と不振に陥っていた。

 マーリンズは同日に、セグラとポジションが被るジェイク・バーガー内野手をマイナー左腕との交換でホワイトソックスから獲得。同サイトは「これが、FAでの2年契約が全く球団の期待通りにいかなかったセグラを諦める準備になったと見られる」と説明した。

 ガーディアンズは“不良債権”になりつつあるセグラの契約を引き受ける代わりに、より良い対価を引き出そうとしたと考えられる。セグラとともに獲得したワトソンは2021年のドラフト1巡目選手で、MLB公式によるマーリンズの有望株ランキングで11位に位置付けられていた。

(THE ANSWER編集部)

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