快進撃なでしこJ、中国メディアも絶賛「守り+反撃の戦術を極致まで発揮」 欧州キラーぶりも注目
サッカーのFIFA女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会は7月31日、ニュージーランド・ウェリントンで行われた1次リーグC組第3戦で日本代表・なでしこジャパンがスペインを4-0で下し、開幕3連勝。勝ち点9でグループ1位となり、4大会連続の決勝トーナメント進出を決めた。快進撃には中国メディアも注目。「すでに最盛期の水準に無限に近づいている」などとW杯優勝を果たした2011年のチームと比較して絶賛している。
日本は3戦全勝でグループリーグ1位突破
サッカーのFIFA女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会は7月31日、ニュージーランド・ウェリントンで行われた1次リーグC組第3戦で日本代表・なでしこジャパンがスペインを4-0で下し、開幕3連勝。勝ち点9でグループ1位となり、4大会連続の決勝トーナメント進出を決めた。快進撃には中国メディアも注目。「すでに最盛期の水準に無限に近づいている」などとW杯優勝を果たした2011年のチームと比較して絶賛している。
日本は今大会初戦のザンビア戦で5-0と白星スタート。続くコスタリカ戦も2-0で勝ち、決勝トーナメント進出を決めて迎えたスペイン戦。支配率は23%とスペインにボールを持たれる展開だったものの、前半12分に宮澤ひなたが戦が先制ゴールを挙げると、その後も得点を重ねて4-0の完勝。失点ゼロでその強さを示した。
驚きをもって報じたのは、中国メディアだ。同国の「新民晩報」は「かつての世界チャンピオンが今回のW杯で力強く復活している。2連勝同士の日本とスペインがぶつかったが、日本はボール支配率では絶対的劣勢にありながら4-0で圧勝し、3連勝、11得点、失点0の誇らしい戦績でベスト16に駒を進めた」と伝えた。
日本は澤穂希らを擁した2011年にW杯優勝。同メディアは「日本チームはここ数年、実力を落としていたが、今回のW杯では力強い復活の兆しを示している。1戦目と2戦目は相手チームの実力がやや劣っていたかもしれないが、今回相手にしたのは世界ランキング6位、優勝候補のスペインチームである。日本チームは今回のスペイン戦大勝で、すでに最盛期の水準に無限に近づいていることを改めて証明した」と、前回優勝時に引けを取らない強さだと称した。
「スペイン相手のこの大勝の中で、日本はいくつもの記録を打ち立てている」とも指摘。欧州のチーム相手に直近9試合で7勝2敗と“欧州キラー”になっていることを紹介し「3試合で宮澤はシュートを4度決め、現時点で得点ランキング1位であり、1度のW杯での得点数では歴代2位となっている。2011年にドイツで行われたW杯で澤穂希があげた5得点が1位の記録である」と宮澤の活躍ぶりに注目した。
また「京報体育」は「4-0で大勝 日本女子、スペインに『教訓』」の見出しで記事を掲載。スペイン戦について「日本は『守り+反撃』戦術を極致まで発揮し、前半にはわずか23%のボール支配率で3回シュートを試み、これをすべて成功させた。中でも宮澤はシュートを2本決めた」と伝えた。日本の快進撃は、中国でも大きなインパクトを与えているようだ。
(THE ANSWER編集部)