なでしこ、支配率わずか23%でスペインを4-0撃破 男子に続きW杯史上最低支配率での勝利チームに
サッカーのFIFA女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会は31日、ニュージーランド・ウェリントンで行われた1次リーグC組第3戦で日本代表・なでしこジャパンはスペインを4-0で下し、開幕3連勝。勝ち点9とし、4大会連続の決勝トーナメント進出をグループ1位で決めた。英スポーツデータ会社によると、女子W杯の歴史において、2011年以降の勝利チームで最も低い支配率だったことが判明。男子も昨年12月のカタールW杯で最低支配率で勝利を収めており、日本は男女ともにW杯での最低支配率での勝利チームとなった。
女子ワールドカップ・C組第3戦
サッカーのFIFA女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会は31日、ニュージーランド・ウェリントンで行われた1次リーグC組第3戦で日本代表・なでしこジャパンはスペインを4-0で下し、開幕3連勝。勝ち点9とし、4大会連続の決勝トーナメント進出をグループ1位で決めた。英スポーツデータ会社によると、女子W杯の歴史において、2011年以降の勝利チームで最も低い支配率だったことが判明。男子も昨年12月のカタールW杯で最低支配率で勝利を収めており、日本は男女ともにW杯での最低支配率での勝利チームとなった。
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究極のカウンターがさく裂した。前半2分にロングフィードに抜け出した宮澤ひなたがGKの動きを冷静に見ながらゴールに流し込んで先制。同28分にもロングボールに宮澤が抜け出し、逆サイドに走っていた植木理子にパス。植木のシュートはDFの足に当たりながらもゴールネットを揺らした。さらに同40分にはショートカウンターが発動。植木からパスを受けた宮澤が倒れながら得点し、前半だけで3点のリードを奪った。
後半はやや膠着状態となったが、途中交代の田中美南が37分に右サイドを突破し、DFを交わして鮮やかな左足シュートで4点目。日本はシュート6本で4点という驚異の決定力を見せてスペインを粉砕した。
この勝利に、英スポーツデータ分析会社「オプタ・ジョー」の公式ツイッターは「FIFAワールドカップの記録に残る女子(2011年以降)と男子(1966年以降)の勝ちチームの最も低いポゼッション割合」として、記録を紹介。こう記した。
23% 日本 4―0 スペイン(2023年女子ワールドカップ)
18% 日本 2―1 スペイン(2022年男子ワールドカップ)
昨年12月のカタールW杯でも日本はスペインに押し込まれながら2-1と逆転勝ちを収めているが、同社によると当時の支配率18%は史上最低支配率での勝利チームだったという。今回の女子も同じスペイン相手に最低支配率で勝利。日本は男女ともにW杯における最低支配率での勝利チームとなった。
(THE ANSWER編集部)