敵地で叙情的に称賛された大谷翔平の1日 Wヘッダー全62選手で「歴史はたった1人が重要と記憶する」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手が衝撃的な二刀流劇場を演じた。27日(日本時間28日)、敵地でのタイガースとのダブルヘッダーに出場。第1戦は「2番・投手」で、1安打のメジャー初完投&初完封で9勝目をマークした。さらに第2戦には「2番・DH」で出場し、完封から約1時間後の第2打席で37号2ランを放つと、4回にも2打席連発の38号ソロ。2試合で0-6、4-11と完敗した敵地ラジオ局は「ダブルヘッダー全62選手で、歴史はたった1人だけが重要だったと記憶するだろう」など大谷の偉業を叙情的に伝えた。
敵地タイガース戦Wヘッダーで歴史的活躍
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手が衝撃的な二刀流劇場を演じた。27日(日本時間28日)、敵地でのタイガースとのダブルヘッダーに出場。第1戦は「2番・投手」で、1安打のメジャー初完投&初完封で9勝目をマークした。さらに第2戦には「2番・DH」で出場し、完封から約1時間後の第2打席で37号2ランを放つと、4回にも2打席連発の38号ソロ。2試合で0-6、4-11と完敗した敵地ラジオ局は「ダブルヘッダー全62選手で、歴史はたった1人だけが重要だったと記憶するだろう」など大谷の偉業を叙情的に伝えた。
ダブルヘッダー第1戦で完封した大谷。約45分後に開始の第2戦で、今度は打者として大暴れだ。2回2死一塁の第2打席で、逆方向へ37号2ランをかっ飛ばすと、4回には飛距離435フィート(約132.6メートル)、打球速度116.9マイル(約188.1キロ)の完璧な38号。ダブルヘッダーで完封&本塁打はメジャー史上初の快挙だ。
米ミシガン州デトロイトの地元ラジオ局「WWJニュースラジオ950」は試合後の記事で「タイガースは両試合ともショウヘイ・オオタニに敗れた」と記した。「1試合目での1安打投球では満足いかなかったかのように、オオタニは2試合目で打席に立つと、メジャートップの37号をかっ飛ばした。そしてそれでも満足いかなかったかのように、2イニング後に38号を月へと放った。グラウンドには2つのチームと、1つの人間の力を超えた存在があった」と粋なフレーズで称賛した。
さらに「オオタニは現在、今季メジャートップのOPS(1.070)と被打率(.185)を記録している。言い換えると、彼は球界で最も危険な打者であり、かつ同時に最も打つのが難しい投手でもある」と“白旗”を掲げた形。そのうえで、大谷の顕著な活躍ぶりをこう表現した。
「ボックススコアは、タイガースとエンゼルスが木曜日にコメリカパークで2試合を戦ったと示すだろう。それは、エンゼルスが1試合目を6-0で、2試合目を11-4で勝利したと示すだろう。それは、両チームによって使われた全62選手の記録を残すだろう。歴史は、そのうちのたった1人だけが重要だったと記憶するだろう」
タイガースのヒンチ監督が試合後に「彼は両サイドで我々を叩きのめした」と語ったことも紹介。目の前で歴史を作られたことの衝撃の大きさを物語っていた。
(THE ANSWER編集部)