やっぱりマンガみたい!? 金足農VS大阪桐蔭、頂上決戦に臨む両校が対照的すぎる
大阪桐蔭は“有名中学生”多数のタレント軍団
一方の大阪桐蔭は誰もが知る野球エリート集団。二刀流の根尾昴(3年)、高校NO1野手と評される藤原恭大(3年)、最速151キロを叩き出したエース柿木蓮(3年)ら“タレント力”は全国でも随一。18人のベンチ入り全員がシニア、ボーイズの硬式経験者で、中学時代に日本一や世界大会経験者がずらりと並ぶ。
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選手は大阪、兵庫、奈良など関西出身者が中心だが、根尾(岐阜)、柿木(佐賀)、山田健太(3年・愛知)ら有望な素材が全国から集まってくる。もちろんこれまでの圧倒的な実績に裏付けされた、西谷浩一監督の指導の賜物だろう。“甲子園で勝つため”に大阪桐蔭の門をたたいた高校生にとって、決勝にかける思いは計り知れない。
前評判通り、今大会も圧倒的な破壊力に加えて、接戦を勝ちきる勝負強さも見せて勝ち上がってきた。投手陣も柿木、根尾、横川凱(3年)の3投手でやりくり。準決勝では柿木が155球で完投したが、球数は5試合で400球と吉田の半分程度で決勝にも余力を残しているはずだ。
戦力では大阪桐蔭が上回るが、勢いでは金足農もひけを取らない。大阪桐蔭は地元だが、接戦になればなるほど、球場の空気は金足農よりになる可能性もある。何より一発勝負では何が起こるかわからない。2007年決勝の佐賀北(佐賀)奇跡の逆転満塁弾など、何かドラマがあるのが甲子園の決勝だ。
史上初の東北勢Vか、それとも史上初の2度目の春夏連覇か――。100回の記念すべき大会。野球の神様が微笑むのはどっちだ。
(THE ANSWER編集部)