メジャーで奇抜な守備シフト「2B-SS-3B-CF-1B」の並びに米衝撃「なんだこれは」 なお結末は…
米大リーグで一打サヨナラのピンチで繰り出された奇抜な守備シフトが話題を呼んでいる。内野に外野手が加わり、三塁側から「二塁―遊撃―三塁―中堅―一塁」という並びに。今季から制限されているシフトのルールの“盲点”を突いた奇策。「なんだこれは」「シフト禁止されたのでは?」と衝撃が走ったが、なお結末は――。
ロッキーズが一打サヨナラのピンチで取った守備シフトとは
米大リーグで一打サヨナラのピンチで繰り出された奇抜な守備シフトが話題を呼んでいる。内野に外野手が加わり、三塁側から「二塁―遊撃―三塁―中堅―一塁」という並びに。今季から制限されているシフトのルールの“盲点”を突いた奇策。「なんだこれは」「シフト禁止されたのでは?」と衝撃が走ったが、なお結末は――。
23日(日本時間24日)に行われたマーリンズ―ロッキーズ戦は2-2で延長に突入し、タイブレイクに。10回表で無得点に終わったロッキーズは裏の守備で1死満塁のピンチを招くと、打率.379と首位打者をひた走る左打者アラエスを迎えた場面で大胆なシフトを取った。中堅手のドイルが内野に加わり、一二塁間に。しかも二塁手のトレホは三塁ベース付近に立ち、内野は三塁側から「二塁―遊撃―三塁―中堅―一塁」という変則的な陣形となったのだ。
今季から内野手を塁間に3人並べる守備シフトは禁止されているが、MLB公式サイトによると、外野手が加わることに制限はなく、それで実現したシフトだった。米ポッドキャストメディア「ジョムボーイ・メディア」の番組「トーキン・ベースボール」公式ツイッターが「ロッキーズは何が何でもゴロが抜けないようにすると決意した」と題して内野手の全景を公開すると、米ファンからは驚きの声が上がった。
「シフト禁止されたんじゃなかったっけ?」
「(笑)なんだこれは」
「これは現実か?」
「これは合法なの?」
「シフト禁止違反じゃないの?」
しかし、メジャー屈指の広角打者はカウント1-1からセカンドの位置にいた中堅手のドイルの頭上を越える綺麗なライナーを打ち返し、マーリンズがサヨナラ勝ち。対照的にロッキーズの策は外れ、米ファンからは「そして彼は誰もいないところに打った」「でも効果なかった(笑)」「これはアラエスにとってはなんてことはない」「これだけして結局は無人のライトへの飛球」と無情な結末に同情の声が寄せられた。
(THE ANSWER編集部)