大谷翔平の「残留を予想している」 エ軍番記者が示す根拠「スタンドを見ても分かるように…」
「10~15%のプレーオフ進出の可能性に懸けるしか…」
今季終了後にFAとなる二刀流と見返りにプロスペクトを獲得できる最後のチャンスが今回のトレード期限。大谷が今季残留したとしても、再契約にこぎ着けることができなければ、球団としては見返りはほとんど手にできない。
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その一方で、大谷の去就問題に関する最大のキーマンの意向が働いているという。「(球団オーナーの)アート・モレノは彼を手放したいと思っていない。彼は大谷と再契約するチャンスがあると思っている。だから、現段階でトレードに踏み切る可能性は少ない。(大谷トレードで)GMのペリー・ミナシアンは失職したくないし、監督のフィル・ネビンも仕事を失いたくない。失職を免れるには、現状で10~15%というプレーオフ進出の可能性に懸けるしかないというのが現状だ」とブラム氏は見ている。
だが結末について、ブラム記者は楽観していない。
「一番起こり得るシナリオとしては、エンゼルスがプレーオフに行けない。そして、シーズン終了後にオオタニが移籍するという流れだ。実際のところ、大谷の気持ちはわからない。彼は本当に謎めいている。メディアを前に話す機会は多くない。だが、彼が勝ちたいという気持ちは事実。そして、このチームは勝率5割以上で持ちこたえているが、近年勝っていないのも事実。エンゼルスは大谷と契約延長するためにも、プレーオフになんとしても出場しなければいけないんだ」
9シーズンぶりのポストシーズンをかけたエンゼルスの後半戦は、大谷再契約に向けた戦いも意味するというのがブラム氏の分析。「とてつもないリスクを負うことになるが、トレードデッドラインまでに勝利を積み上げることができれば、買い手に回る可能性もある。トラウトも怪我から戻ってくる。ドルーリーとオホッピーも戻ってくる。うまく行く可能性はゼロではない」とエンゼルスの反撃にも期待を寄せている。
(THE ANSWER編集部)