過熱する大谷翔平トレード論争「見ないのは難しい」 同僚が心境吐露「勝って彼を残留させたい」
今季終了後にフリーエージェント(FA)となる米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は、去就について連日米国で話題となっている。チームがプレーオフから遠ざかるほど盛り上がるトレード論争。同僚たちも「どこでもそれは目に入る。見ないことは難しい」と大谷を取り巻く噂は毎日目にしているようだ。全米の注目が集まる中、「僕たちにできるのは懸命にプレーすることだけ」「願わくば試合に勝って、彼をここに残留させたい」などと米メディアに心境を吐露している。
米スポーツ専門メディアが同僚の声を紹介
今季終了後にフリーエージェント(FA)となる米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は、去就について連日米国で話題となっている。チームがプレーオフから遠ざかるほど盛り上がるトレード論争。同僚たちも「どこでもそれは目に入る。見ないことは難しい」と大谷を取り巻く噂は毎日目にしているようだ。全米の注目が集まる中、「僕たちにできるのは懸命にプレーすることだけ」「願わくば試合に勝って、彼をここに残留させたい」などと米メディアに心境を吐露している。
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8月1日(日本時間2日)のトレード期限まで約2週間。借金を抱え、プレーオフ圏内から遠ざかっているエンゼルスの状況もあり、大谷の去就に関する様々な憶測が日米で飛び交っている。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「トレード期限が迫る中、ショウヘイ・オオタニの未来が、全国的なスポットライトをエンゼルスに当てている」と題する記事を掲載した。
エンゼルス番のサム・ブラム記者による同記事では、同僚が見た大谷トレード論の過熱ぶりが伝えられている。リード・デトマーズ投手は「どこでもそれは目に入る。MLBネットワークでもずっとその話だ。みんながそれについてツイートしている……しかも僕たちをタグ付けすることさえ始めた。見ないことは難しいよ」と否が応でも大谷の話題が目に入ると打ち明けた。
16日(同17日)に米スポーツ専門局「ESPN」で全米中継された本拠地アストロズ戦では、試合中にもかかわらず、大谷のトレード論争についてフィル・ネビン監督に質問が飛んだ。ESPNのレポーターに対し、指揮官は「その話題を無視することはできない。毎日耳にする。毎日そのことについて聞かれるよ」と状況を説明した。
当然、同僚たちは大谷の残留を願っている。テイラー・ウォード外野手は「僕たちが求めているところに行くためには彼が必要だ。だから僕はベストを尽くす。試合に勝って、彼をここに残留させたい」と引き留めのために全力を尽くすことを誓った。
大谷と共に球宴にも出場したカルロス・エステベス投手も「選手として、僕たちにできるのは懸命にプレーすることだけ。それ以外のことは僕たちにはコントロールできない」と発言。ミッキー・モニアック外野手も「僕たちにコントロールできるのは、自分たちの仕事をしっかりこなすことだけだとクラブハウスのみんなが分かっている」と同意見だった。
ネビン監督はESPNのインタビューで「試合に勝てば勝つほど、ショウヘイを残りシーズンもチームメートにしておける可能性が高まる」と答えた。指揮官も同僚も、「勝つために全力を尽くす」という方法で、大谷の引き留めを図っている。
(THE ANSWER編集部)