ヤンキース戦で35号同点弾

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は17日（日本時間18日）、本拠地ヤンキース戦の2点を追う7回の第4打席で3戦連発となる35号同点2ランを放った。4打数3安打2打点でチームもサヨナラ勝ち。この日勝利投手になった同僚左腕のアーロン・ループ投手は「この男には何ができないのか、ということだ」と大谷の活躍に驚きを語ったという。

　同僚も仰天する打棒爆発だ。2点を追う7回2死一塁の第4打席。大谷は右腕キングが投じた外寄り96.9マイル（約155.95キロ）の速球をいつものように中堅左に放り込んだ。確信歩きからバット投げを披露し、一塁を回ったところで会心のガッツポーズ。土壇場で飛び出した35号2ランに珍しく感情を爆発させ、エンゼルスタジアムを熱狂に包んだ。

　これで3戦連発。本塁打王争いトップを独走している。米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「ショウヘイ・オオタニ、エンゼルスが延長戦で躍動しヤンキースに勝利」と見出しのついた記事の中で、延長10回を無失点に抑えたループのコメントを紹介した。

「この男には何ができないのか、ということだ」と驚きを口にしたループ。「毎晩なんだよ。大きな一打が必要？　そこでショウヘイが登場。ホームラン。それが毎晩なんだ」と毎日のように活躍することを表現した。

　続けて「それを期待するようになったとは言いたくないけど、彼がそうでなかったら、『おい、何が起こったんだ？　なぜ今夜はホームランを打たないんだ？』ってなってしまう。彼が毎日毎日やっていることは信じられないことだよ」とも語っている。むしろ打たなかった日のほうが普通ではないと感じているようだ。