打率.317吉田正尚は「いい選手以外に言葉ない」 爆発6打点で味方も絶賛「質が非常に高い」
米大リーグ・レッドソックスの吉田正尚外野手が16日(日本時間17日)の敵地カブス戦に「5番・左翼」で先発出場。2点リードの5回に今季11号となる満塁弾を叩きこんだ。7回には2点三塁打、9回にも右前打を放って5打数3安打6打点の大暴れ。11-5の勝利に大きく貢献し、打率も.317としてリーグ2位に浮上した。活躍ぶりに対し、「打席のクォリティが非常に高い」などと味方からも称賛の声が上がっている。
カブス戦で満塁弾含む3安打6打点
米大リーグ・レッドソックスの吉田正尚外野手が16日(日本時間17日)の敵地カブス戦に「5番・左翼」で先発出場。2点リードの5回に今季11号となる満塁弾を叩きこんだ。7回には2点三塁打、9回にも右前打を放って5打数3安打6打点の大暴れ。11-5の勝利に大きく貢献し、打率も.317としてリーグ2位に浮上した。活躍ぶりに対し、「打席のクォリティが非常に高い」などと味方からも称賛の声が上がっている。
1年目から首位打者争いに絡む活躍だ。2-0のリードで迎えた5回2死満塁。吉田は相手左腕スティールがやや内寄りに投じた143キロを豪快引っ張った。右翼手・鈴木誠也の頭上を越える11号満塁弾。さらに7回1死一、二塁の場面では内角低めをセンターへ。中堅手がスライディングキャッチを試みるも及ばず、2点三塁打になった。9回には野手登板となったバーンハートから右前打を放ち、3安打で“猛打賞”とした。
打率.317に上げた吉田を、味方も称賛している。MLB公式サイトは、記事で「彼はいい選手だ。それ以外に言う言葉がない」と称えたアレックス・コーラ監督のコメントのほか、この試合で12号2ランを放っている一塁手トリストン・カサズのコメントも伝えた。
「僕らみな、彼の取り組みから学ぶことができる」と吉田を評価しているカサズは「彼はフィールドのあらゆる方向にボールを飛ばす。打席でのクオリティも非常に高い」と広角に打ち分ける技術に注目。ゾーンから外れたボールを追いかけないことも長所だとし、「彼はオールラウンダーであり、打率に関してはリーグ最高の打者の一人で、パワーが必要なヒットを打つようになってクラッチファクターも上がるようになった」と長打力も目を見張るものがあると語っていた。
吉田は7月15日に30歳の誕生日を迎えた。14日(同15日)のカブス戦でイチローを超える8戦連続マルチ安打をマーク。翌日は無安打で記録が止まったが、3安打で打率.317に上昇。この時点でア・リーグ首位打者争いでトップを行くディアス(レイズ)の.323に6厘差。ブルージェイズのビシェットを抜いて2位に浮上した。レッドソックスはア・リーグ東地区最下位ではあるものの、これで今季50勝44敗と貯金6としている。
(THE ANSWER編集部)