自転車ツール・ド・フランスでまたも“危険応援” 転倒事故免れるも観客に非難続出「学びがない」
観客による“妨害行為”で選手が危険にさらされる事態が相次いでいる自転車の世界大会ツール・ド・フランス。不可抗力とはいえ転倒事故が多発している中、またもヒヤリとさせられる場面が。急坂の走路脇で観客が振っていた旗が選手の顔にかかり、何とか転倒を避けたシーンがSNSで公開されると、海外ファンから「学びがない」「気をつけろ!」といった警鐘を鳴らすコメントが寄せられている。
観客が降った手旗が…
観客による“妨害行為”で選手が危険にさらされる事態が相次いでいる自転車の世界大会ツール・ド・フランス。不可抗力とはいえ転倒事故が多発している中、またもヒヤリとさせられる場面が。急坂の走路脇で観客が振っていた旗が選手の顔にかかり、何とか転倒を避けたシーンがSNSで公開されると、海外ファンから「学びがない」「気をつけろ!」といった警鐘を鳴らすコメントが寄せられている。
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危機一髪だった。坂道を上っていった赤のジャージーの英国チーム「イネオス・グレナディアス」の選手たち。カーブに差し掛かったところで、内側にいたファンが降る白地に赤の模様が入った小旗が先頭の選手の顔に掛かった。選手は何とか顔を左にそむけて“衝突”を回避。観客は、旗が当たりそうになったところでようやく気づいたのか、後続の選手が来るときに旗を引っ込めた。転倒など事故こそ起こらなかったものの、危険なシーンだった。
欧州衛星放送「ユーロスポーツ」公式インスタグラムは「選手が来るので、道を開けてください」とつづって動画を公開。言い回しこそ穏やかだが、強い注意勧告に海外ファンも「この人たちは学びがない」「危険な応援方法だ。気を付けろ!」「あまり支援的ではないな」「バカなファンだ」「今年のファンには一体何が起きているんだ?!」「品格のかけらもない」といった非難のコメントが集まっている。
ツール・ド・フランスは過去にも選手が撮影行為をしていたファンと激突して重傷を負ったり、プラカードを掲げたファンと選手が接触して大クラッシュに発展したり、とファンの観戦マナーが問題視されてきた。今年も9日の第9ステージで走路脇で応援していた一人の男性が振っていたフラッグが選手に絡まり、転倒事故を誘発する出来事があったばかりだ。
(THE ANSWER編集部)