大谷翔平を「トレードすべきか」 米記者は賛否両論「誠実に検討を」「残留諦めるべきでない」
トレードには「賛成」だが「エンゼルスはしない」と予測する向きも
一方、反対を唱えたのはマット・スナイダー記者。「どちらもノーだ。オオタニは一生に一度の現象であり、彼に残留する価値があると確信させるためになんでもするだろう。もしトレードをしたら、フリーエージェントでの入札をするチャンスを得る前に、彼が他球団でのプレーを楽しみ、その新チームとの契約延長に署名する可能性すらある。いずれにせよ、彼らは大きなチーム再建を目の前にしているだろうから、積極的になることでオオタニのチーム残留を諦めるぐらいなら、そうなる意味はないと思う」と、大谷の価値の高さに言及している。
マイク・アクシサ記者の意見はトレード賛成寄り。「すべきかって? そうかもね。たとえレンタルだとしても、オオタニは重要なパッケージを得るだろうし、そのパッケージには、何年も先の有望な選手ではなく、すぐに活躍できる若い大リーガーが含まれるだろう。オオタニは勝利するためにプレーしたいと恥ずかしがることなく話すし、いろいろな兆候が彼がフリーエージェントとして去ることを示唆している」と指摘した。
ただし、エンゼルスが「トレードするかどうか」については「そうは思わない」という。「彼らは期限までポストシーズンの競争を戦い抜く位置にいるが、その場合オーナーのアート・モレノはオオタニを引き留めて前進するだろうと予想している。しかもオオタニは60本塁打を打つかも知れない! たとえチームがレースから脱落したとしても、60本塁打を狙う9月のレースには多くの席が埋まるだろう。エンゼルスが駒を増やすのがベストで、ベースボールとってもオオタニをポストシーズンに出すのがベストだろうが、もしオオタニがトレードされたら驚くね」とし、大谷の本塁打量産の可能性と、それに付随するファンやメディアの注目の高さを理由に挙げている。
(THE ANSWER編集部)