浅田真央、3回転半で魅せた半生を米記者が回想「彼女は空気より軽くなった」
現役引退を10日深夜に電撃発表した女子フィギュアスケートの浅田真央(26)。世界選手権3度優勝するなど、国際舞台で強さを発揮した女王が氷上を去る影響は計り知れない。
「アサダは戦う人」…激動人生で世界に遺した功績「影響は今後数年続く」
現役引退を10日深夜に電撃発表した女子フィギュアスケートの浅田真央(26)。世界選手権3度優勝するなど、国際舞台で強さを発揮した女王が氷上を去る影響は計り知れない。
米スケート専門メディア「icenetwork」は、激動のフィギュア人生を詳細に振り返り、「アサダの影響は今後、数年続くだろう」と伝えている。
フィリップ・ハーシュ記者は「浅田の影響は今後、数年間続くだろう――引退スケーターはトリプルアクセルと氷上の純然たる優雅さによって記憶される」との見出しで、特集を掲載。銀盤を舞った26歳の演技を「風に舞う羽根のよう」と回想している。
「これはアサダの氷上の動きへの最も的確な表現だ。たとえ、他のほぼ全ての女性選手と彼女をキャリア全般にわたって隔ててきたジャンプに、大人っぽい女性の気品を加えた晩年であっても。彼女は空気よりも軽くなった」
また、同記者は「05年秋から08年の世界フィギュア選手権にかけて最高の女子スケーターだった」と記述。「アサダは戦う人だった」と表現し、競技人生を詳しく振り返っている。