防御率30.86→9.00まで下げた藤浪晋太郎 直近10試合に明らかな変化…7月防御率は0.00と好調
米大リーグ・アスレチックスの藤浪晋太郎投手は前半戦を終えて31試合に登板。5勝7敗2ホールド、防御率9.00の成績を残している。先発ローテーションの一員として開幕を迎えたが、制球に苦しんでリリーフに配置転換。それでも直近6試合は6回2/3を投げて無失点、四死球わずか1と好投を続けている。
開幕直後は苦戦も、6月以降に復調
米大リーグ・アスレチックスの藤浪晋太郎投手は前半戦を終えて31試合に登板。5勝7敗2ホールド、防御率9.00の成績を残している。先発ローテーションの一員として開幕を迎えたが、制球に苦しんでリリーフに配置転換。それでも直近6試合は6回2/3を投げて無失点、四死球わずか1と好投を続けている。
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4月1日(日本時間2日)のエンゼルス戦でメジャー初登板した藤浪。3回途中8失点で防御率「30.86」となるほろ苦いデビュー。以降も苦戦した。4月は6試合で0勝4敗、防御率は13.00だった。18イニングで与えた四死球は19。初登板から自身4連敗となり、リリーフに配置転換された。
その後もなかなか防御率は下がらず、5月も11試合、12イニングを投げて防御率10.50。1イニング当たり何人の走者を出すかの指標「WHIP」では4月が2.17、5月も1.67と安定感に欠けてしまっていたが、6月に入ってその姿が変わってきた。
6月はWHIPこそ1.68だったものの、10試合、計11回1/3を投げて防御率3.97。日を追うごとに数字は良化し、2ケタ台だった防御率は6月30日(同7月1日)のホワイトソックス戦で遂に9.80になった。さらに7月は4試合で防御率0.00。過去10試合を見ると11イニングで与えた四死球はわずかに「2」で、奪三振は「13」だ。
ツイッター上の日本人ファンからも「通用しててすごい」「真っ向勝負している」などと変化を指摘する声が上がっている。160キロを超えるストレートで力勝負を挑み、相手打者を差し込むことも増えた。アスレチックスのプレーオフ進出は絶望的な状況だが、着実な進歩を見せる藤浪は年俸325万ドル(約4億6900万円)。このままの安定感を維持すれば、他球団のトレード候補として名前が挙がってもおかしくない。後半戦の“逆襲”に期待したい。
(THE ANSWER編集部)