MLB公式サイトで発表

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は、打っては打率.302、32本塁打、71打点、投げても7勝4敗、防御率3.32の好成績で前半戦を折り返した。11日（日本時間12日）に開催されるオールスターゲーム（シアトル）にも3年連続で出場するが、MLB公式は出場選手の独自格付けを公式サイトで発表。スター選手が勢ぞろいした中、大谷は堂々の1位に選ばれている。

　大谷は先発野手を選ぶファン投票で、ア・リーグ最多となる264万6307票を獲得。DH部門で1位となっていたが、先発投手としても選手間投票5位で選出された。両リーグ最多の32本塁打を放つなど今季は打棒が爆発。投手としてもエンゼルスを引っ張り、3年連続3度目の二刀流選出となった。

　球宴に先立ち、MLB公式サイトは「オールスターの中で、最高の選手は誰だ」とのタイトルを付けた格付け記事を掲載。堂々の1位に大谷が選ばれた。寸評では「そうだ。いいだろう」と切り出している。

　大谷は4日（同5日）のパドレス戦で6回途中まで投げたが、右手中指のマメが潰れたため降板。その前の登板でも爪が割れていた。球宴で登板する可能性は極めて低い状況に。ただ記事では「彼は登板しない。オオタニはそれでも最高の打者かもしれない。最高の投手の1人だという事実に加えてだ」と指摘した。

　さらに「彼が現在やっていることは過去に誰も成し遂げたことのないもので、それを今、彼の全盛期に目の前で見られる機会を我々は得ている」と唯一無二の大谷の価値を評価していた。2位にはロナルド・アクーニャJr.（ブレーブス）、3位にはムーキー・ベッツ（ドジャース）と錚々たるメンバーが登場したが、50選手の中で大谷の最高評価は揺るがないようだ。