「罪の意識を持ってくれ!」 連日観客が原因の事故発生、ツール・ド・フランス棄権者が怒りの声
自転車の世界大会ツール・ド・フランスは、9日に行われた第9ステージで観客が降っていた旗が選手に絡まってしまい、転倒。危険なシーンを欧州衛星放送「ユーロスポーツ」が公開し、海外で波紋を広げていた。ステージ8でも観客の行動が原因で転倒者が出ており、被害を受けたベルギー選手は「ライダーに対して尊敬がない。本当に罪の意識をもってくれ!」と怒りの声をあげている。
自転車の世界大会、今年も観客が原因の転倒事故発生
自転車の世界大会ツール・ド・フランスは、9日に行われた第9ステージで観客が降っていた旗が選手に絡まってしまい、転倒。危険なシーンを欧州衛星放送「ユーロスポーツ」が公開し、海外で波紋を広げていた。ステージ8でも観客の行動が原因で転倒者が出ており、被害を受けたベルギー選手は「ライダーに対して尊敬がない。本当に罪の意識をもってくれ!」と怒りの声をあげている。
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観客が原因となったトラブルが連日起きてしまった。9日の第9ステージ。走路脇で応援していた一人の男性が、ユニホームを紐に吊るして作ったフラッグを振っていた。距離が近すぎたため、リリアン・カルメジャーヌ(フランス)に絡まり転倒。カルメジャーヌはレースを続行したものの、怒りを露わにし、荒々しく旗を振りほどいていた。
前日に行われたステージ8では、コース上に乗り出した観客が原因となり、ステフ・クラス、サイモン・イェーツらが巻き込まれる転倒事故が発生していた。棄権したクラスは、自身のツイッターに怒りを記している。
「観客が1メートル以上道に乗り出してきて、集団が来たときにそこから動かないぐらいなら、家にいてくれたほういい。ライダーに対して尊敬がない。本当に罪の意識をもってくれ! 私はあなたのせいでツール・ド・フランスから去らなければならない」
悲痛な思いを記したクラス。ツール・ド・フランスでは昨年7月、ダニエル・オスが携帯電話で撮影していたコース脇のファンと激突。頸椎骨折の大けがを負ったと海外メディアが報じていた。2021年6月には、中継カメラに向かってプラカードを掲げたファンが、トニー・マルティンと接触。転倒し、50人近くを巻き込む大クラッシュに発展してしまい“史上最悪のクラッシュ”と海外で報じられていた。
(THE ANSWER編集部)