投手が走者を完全無警戒「内野手も注意せず」 二盗→三盗→本盗された“怠慢守備”に批判続出
米大リーグ・レッズの超新星エリー・デラクルーズ内野手が8日(日本時間9日)、敵地ブルワーズ戦で1イニング3盗塁という衝撃の記録を打ち立てた。打者1人の間に二盗、三盗、本盗と立て続けに成功。敵地を騒然とさせたが、レッズ球団公式ツイッターが内野を俯瞰した映像には、無警戒でミスミス走られたブルワーズの“怠慢”に「投手は怠慢だし、内野手は誰も注意していない」との声が上がっている。
レッズのデラクルーズが1イニング3盗塁の快挙の裏で…
米大リーグ・レッズの超新星エリー・デラクルーズ内野手が8日(日本時間9日)、敵地ブルワーズ戦で1イニング3盗塁という衝撃の記録を打ち立てた。打者1人の間に二盗、三盗、本盗と立て続けに成功。敵地を騒然とさせたが、レッズ球団公式ツイッターが内野を俯瞰した映像には、無警戒でミスミス走られたブルワーズの“怠慢”に「投手は怠慢だし、内野手は誰も注意していない」との声が上がっている。
まさかの場面だった。「4番・遊撃」で出場したデラクルーズは5-5で迎えた7回2死三塁、自らのバットでタイムリーを放つと、続く左打者フレーリーの2球目に二盗を成功。引っ張り警戒で内野陣が一塁側に寄っており、4球目にカバーの緩い三塁を狙って走って悠々成功。ここまでは、まだ良かった。
捕手から返球を受けたマウンドの投手ペゲロはインプレー中にも関わらず、間を取ろうと思ったのか、打者方向に背を向けた。これを見逃さず、デラクルーズはがら空きの三塁を離れ、進んでいく。そして、気付かないと見るや、一気に駆け出して全力疾走。気づいたペゲロが振り返って慌てて本塁に投げたが、間に合わず。頭から滑り込んだデラクルーズが間一髪で本盗を成功させた。
6月にメジャーデビューして以来、この試合前まで1か月あまりで打率.325、4本塁打、15打点と打ちまくっていた21歳のデラクルーズ。この日で盗塁数も一気に16に伸ばし、決勝打&1イニング3盗塁という活躍で勝利をもたらした。米スポーツ専門局「ESPN」のツイッターによると、1920年以降の「ライブボール時代」に1イニング3盗塁を達成した史上最年少の選手となったという。
レッズ球団公式ツイッターは内野を俯瞰してとらえた映像を公開しており、ブルワーズの無警戒ぶりが見て取れる。映像を見たファンからは「お見事!」「野球をよりエキサイティングにしてくれる男だ」「まさしくこれまで見たことがない」というデラクルーズの思い切りの良さを称賛する一方で、呆れる声も。
「投手は怠慢だし、内野手は誰も注意していない。ゴミみたいな野球」「三塁手と投手は正直エリーに失礼だね。彼は球界最速男だよ」「投手と捕手が居眠りしている間に本盗!」と呆れる声もあった。米放送局「バリースポーツ・シンシナティ」の公式ツイッターにも「ブルワーズは誰も警戒していない」「ミルウォーキーはプレー続行だと思っていなかったのでは。奇妙」との声も寄せられた。
(THE ANSWER編集部)