エンゼルスよ、諦めるな 怪我人続出でマドン前監督提言「売り手に回るのはまだ早い」
米大リーグ・エンゼルスの危機に前監督が提言した。大谷翔平投手がすでにMVP受賞を推されるほど活躍を見せているが、マイク・トラウト外野手ら主力に故障者が続出。ワイルドカード争いでも後退している中、ジョー・マドン前監督は「売り手に回るのはまだだ」などと語っている。
エンゼルスはワイルドカード争いで後退
米大リーグ・エンゼルスの危機に前監督が提言した。大谷翔平投手がすでにMVP受賞を推されるほど活躍を見せているが、マイク・トラウト外野手ら主力に故障者が続出。ワイルドカード争いでも後退している中、ジョー・マドン前監督は「売り手に回るのはまだだ」などと語っている。
エンゼルスは3連敗中でこの間は大谷も無安打。チーム成績も急降下している中、今オフにフリーエージェント(FA)となる大谷はプレーオフに進出できる球団へ今夏に移籍する可能性もある。そんな中、5日(日本時間6日)にMLB専門局「MLBネットワーク」の番組「MLBナウ」公式ツイッターがマドン前監督へのインタビュー動画を公開した。
番組ホストのブライアン・ケニー氏が「売り手に回る時が来たでしょうか?」と質問。昨季途中までチームを率いたマドン氏はこう語った。
「もう少しだけ待つかな。こういうことが起きた時は選手みんなが自分のプレーをさらに一段階引き上げられるものだ。それに活躍できる選手も残っている。テイラー・ウォードは現在見せているよりも本来はずっと良いバッター。私はジョー・アデルの大ファンだ。より日常的に彼にチャンスを与えれば、何ができるかは私にもわからない。
モニアックも良い選手だ。3Aにはジャレッド・ウォルシュもいる。厳しい時期を過ごしているのは知っているけど、私は彼が大好きだ。それに彼は外野も守れる。だから、私だったらまだクレイジーにはならない。(マメの影響などで)ショウヘイが投げられなくても、それが彼とチームに利益をもたらすかもしれない。彼が少しの休みを得られれば、さらに力強くなって返ってくるからね。だから(売り手に回るのは)まだだ」
6月のエンゼルスは大谷の好調もあって、一時はア・リーグのワイルドカード圏内の2位に入る時期もあったが、最近は主力に故障者が続出。レンドン、ウルシェラ、オホッピー、ネトらに加え、トラウトまで左手首の骨折で戦列を離れた。野戦病院となって大きな戦力ダウンを強いられ、チームは89試合を終えて45勝44敗の貯金1。2014年以来9季ぶりのプレーオフ進出が危ぶまれている。
(THE ANSWER編集部)