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大谷翔平の去就に米識者が強硬論展開 PO進出が遠ざかれば「ファンが泣こうとトレードしかない」

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)の敵地パドレス戦に「3番・DH」で出場したものの4打数無安打に終わり、29歳の誕生日に快音は聞かれなかった。試合も3-5で敗れて同一カード3連敗。マイク・トラウト外野手ら主力に故障者が続出している状況でチーム成績も急降下している中、今オフにフリーエージェント(FA)となる大谷の去就について米識者は「ワイルドカード圏内から遠ざかったら、ファンが泣きわめこうとトレードするしかない」と強硬論を展開している。

エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

故障者続出でチーム状態も下降線のエンゼルス

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)の敵地パドレス戦に「3番・DH」で出場したものの4打数無安打に終わり、29歳の誕生日に快音は聞かれなかった。試合も3-5で敗れて同一カード3連敗。マイク・トラウト外野手ら主力に故障者が続出している状況でチーム成績も急降下している中、今オフにフリーエージェント(FA)となる大谷の去就について米識者は「ワイルドカード圏内から遠ざかったら、ファンが泣きわめこうとトレードするしかない」と強硬論を展開している。

 6月のエンゼルスは大谷の好調もあって、一時はア・リーグのワイルドカード圏内の2位に入る時期もあったが、最近は主力に故障者が目立ち、トラウトまで左手首の骨折で戦列を離れた。大きな戦力ダウンを強いられ、チームは89試合を終えて45勝44敗の貯金1。ワイルドカード圏内まで5ゲームとなり、2014年以来9季ぶりのプレーオフ進出も遠ざかるばかりだ。

 米スポーツ専門局「FOXスポーツ・ラジオ」公式YouTubeチャンネルは、同局の番組「ジ・オッド・カップル」に出演したクリス・ブルサード氏とロブ・パーカー氏のやり取りを収めた動画を公開。その中でパーカー氏は、今シーズン後にFAとなる大谷の去就についてこう語った。

「ワイルドカード圏内から4ゲーム差におり、次の19試合が現状を決定する状況にいる時、レンドンはいない、トラウトはいない、他にも主力選手を怪我で欠いているとなれば下降する一方だ。数週間後にトレード期限の迫った中でワイルドカード圏内に7、8、9ゲーム差となったら、私がエンゼルスならファンが泣き叫ぼうと彼(大谷)をトレードするしかない」

 続けて「彼に今、大型契約を提示してNOと言われれば、最善のトレードを成立させるしかないんだ」と強調。これにブルサード氏が「彼が『(契約交渉は)シーズン後まで待ちたいんだ』と言ったとしてもかい?」と問いかけると、こう返した。

「ダメだ。彼を何もなしに移籍させる可能性を残したくないんだ。彼がトレードされたそのチームと長期契約を結ぶか定かではないのに、大量の見返りを送るチームはないだろう。でも、もしもワールドシリーズ制覇を争えるチームであれば、彼レベルの投手&打者のためにプロスペクト数人を差し出すだろう。プレーオフで勝つためにね」

 怪我人が相次ぎ、チーム状態も下降線のエンゼルス。大谷を巡るトレード話が増えていきかねない状況だ。

(THE ANSWER編集部)


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