大谷翔平に浴びせた痛撃弾 米166HRの強打者が感じた変調「世界最高の選手も普段ほど…」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、敵地パドレス戦に「3番・投手」で投打二刀流出場。前回登板で割れた右手中指の爪の状態が心配される中で熱投を見せたが、6回に2者連続本塁打を浴びるなど5失点し、右手にできたマメの影響もあって降板した。6回の2者連続弾の口火を切ったザンダー・ボガーツ内野手は大谷の“変調”に気づきつつも「世界最高のアスリートを捉えることができた」と敬意を払った。
敵地パドレス戦に「3番・投手」で出場も6回途中で降板
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、敵地パドレス戦に「3番・投手」で投打二刀流出場。前回登板で割れた右手中指の爪の状態が心配される中で熱投を見せたが、6回に2者連続本塁打を浴びるなど5失点し、右手にできたマメの影響もあって降板した。6回の2者連続弾の口火を切ったザンダー・ボガーツ内野手は大谷の“変調”に気づきつつも「世界最高のアスリートを捉えることができた」と敬意を払った。
無念さが漂った。序盤からやや抑えめの投球でパドレスの強力打線に対峙した大谷。4回にクロネンワースに2点適時打を浴びながらも、5回は2奪三振とエンジンをかけ、味方の反撃を待った。しかし、6回にマチャドの右前打からボガーツに左越え2ランを被弾。続くクロネンワースにも右中間本塁打を浴びた。自身初の2者連続被弾後にはコーチらが歩み寄り、右手を気にする素振りを見せながら背番号17はマウンドを降りた。
MLB屈指のスター軍団といっていいパドレス。今季からその一員に加わったボガーツは、米カリフォルニア州地元ラジオ局「KGB」のマーティ・キャスウェル記者のYouTubeチャンネルに出演。「毎試合重要なのは分かっているけど、今日は球界でも最高のとても優れた投手であり、世界最高のアスリートの一人と対戦した」と敬意を払った。
レッドソックス時代の10年で156本塁打、パドレス移籍後も10本目のアーチをかけた30歳の強打者は「普段ほどシャープではなかったようだ」とし、大谷が本調子ではなかったと指摘。それでも「序盤で彼を捉えることができ、得点も奪えて、ジョー(マスグローブ)が試合を作ってくれた」とチームの勝利への流れを作れたことを喜んでいた。
(THE ANSWER編集部)