5失点降板の大谷翔平、DHでも代打送った指揮官が語った理由「交代告げた時に試合は…」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、敵地パドレス戦に「3番・投手」で投打二刀流出場。前回登板で割れた右手中指の爪の状態が心配される中で熱投を続けたが、6回に2者連続本塁打を浴びるなど5失点し、右手のマメの影響もあって降板。打者としても3打数無安打で、9回に回ってきた打席でも代打を送られた。フィル・ネビン監督は負傷を気にしつつも「指の問題ではなく、その時の試合の状況が原因」と説明した。
敵地パドレス戦に「3番・投手」で出場も6回途中で降板
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、敵地パドレス戦に「3番・投手」で投打二刀流出場。前回登板で割れた右手中指の爪の状態が心配される中で熱投を続けたが、6回に2者連続本塁打を浴びるなど5失点し、右手のマメの影響もあって降板。打者としても3打数無安打で、9回に回ってきた打席でも代打を送られた。フィル・ネビン監督は負傷を気にしつつも「指の問題ではなく、その時の試合の状況が原因」と説明した。
無念さが漂った。序盤からやや抑えめの投球でパドレスの強力打線を抑えていた大谷。4回にクロネンワースに2点適時打を浴びながらも、5回は2奪三振とエンジンをかけていった。しかし、6回に4番マチャドの右前打から5番ボガーツに左越え2ランを被弾。続くクロネンワースにも右中間本塁打を浴びた。自身初の2者連続被弾後にはコーチらがマウンドに歩み寄り、右手を気にする素振りを見せながら、マウンドを降りた。
そのままDHとして打線に名を連ねていたものの、9回に回ってきた打席ではこの日再昇格したアデルが代打に送られ、大谷が打席に立つことはなし。試合後、ネビン監督は「彼が少し痛みを感じているのは分かっていた。彼に交代を告げた時点で1-7だった。左腕がマウンドにいたし、ジョー(アデル)は良いスイングでヒットを打ってくれた。指の問題ではなく、その時の試合の状況が原因だよ」と複合的に判断したことを強調した。
前日はトラウトがファウルボールを放った際に左手首を痛め、この日左有鉤骨骨折が発表されたばかり。試合中もレンドンが自打球を左膝に当てて途中交代と、怪我人が多いチームに追い打ちをかけている。大谷の右手の状態も含め、エンゼルスの心配は尽きない。
(THE ANSWER編集部)