野戦病院のエンゼルス トラウト離脱が大谷翔平のFAに及ぼす影響を米誌指摘「今トレードすれば…」
米大リーグ・エンゼルスは4日(日本時間5日)、主力野手のマイク・トラウト外野手が左手首骨折のため10日間の負傷者リスト入りすると発表した。2014年ぶりのポストシーズン進出を狙うチームにとって大きな痛手だが、米誌は「オオタニを残留させる努力も難しくさせる」と大谷翔平投手の去就にも影響を及ぼすと指摘している。
トラウトは「4~8週間離脱へ」と米報道
米大リーグ・エンゼルスは4日(日本時間5日)、主力野手のマイク・トラウト外野手が左手首骨折のため10日間の負傷者リスト入りすると発表した。2014年ぶりのポストシーズン進出を狙うチームにとって大きな痛手だが、米誌は「オオタニを残留させる努力も難しくさせる」と大谷翔平投手の去就にも影響を及ぼすと指摘している。
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今回「マイク・トラウトの離脱により、エンゼルスはプレーオフへの道とショウヘイ・オオタニを残留させるのがさらに厳しい状況に」との見出しで記事を掲載したのは米経済誌「フォーブス」。「マイク・トラウトの離脱に、ショウヘイ・オオタニもすぐに続く可能性がある」と、今季終了後にフリーエージェント(FA)となる大谷の将来に注目した内容だ。
トラウトは3日(同4日)の敵地パドレス戦で左手首を負傷。MLB公式サイトは「4~8週間離脱へ」と伝えていた。フォーブス誌は「トラウトの負傷は、8月1日に期限を迎えるトレードにおいて、エンゼルスの戦略に影響を与えるのはほぼ確実だ。彼らはベテラン強打者の外野手の獲得を検討するか、オフに再契約を試みるオオタニへのオファーを検討することもできるだろう」と指摘した。
大谷は今季ここまで二刀流で躍動。投げては7勝4敗で防御率3.32、132奪三振をマーク。打ってはメジャートップの31本塁打に加え、68打点、打率.300、11盗塁と好調を維持している。米国内では大谷が今季オフに超大型契約を勝ち得ると予想する声も多く、記事では「もし今トレードすれば、オオタニはトレード先から大量の選手を連れてこられる」とトレードの可能性も捨てるべきではないという論調で展開した。
トラウトの離脱が発表された同日の敵地パドレス戦では、アンソニー・レンドンが左脛に自打球を当てて負傷交代。「3番・投手兼DH」で出場した大谷自身も右手中指のマメで降板した。すでにジオ・ウルシェラ内野手やローガン・オホッピー捕手らが戦線離脱し、ザック・ネト内野手、マット・ムーア投手らも復帰時期は公表されていない。野戦病院化の進むエンゼルスに暗雲が立ち込めている。
(THE ANSWER編集部)