敵も味方も伝説OBも…大谷翔平に衝撃の30日間 「見たことない」「誰も理解不能」と絶賛途切れず
敵将は「我々をコテンパンに…」、伝説OB「二度とこんなのを見る機会がない」
21年オフに10年総額3億2500万ドル(約455億円)でレンジャーズと契約したスター選手、コーリー・シーガー内野手は13日(同14日)の試合前に米テキサス州地元ラジオ局「KRLD-FM」の番組「Gバッグネーション」に電話出演。「正直に言うと、あのモンスターを目覚めさせたくはないよ。彼には眠っていてほしいから、余計なモチベーションは与えないようにするよ」と冗談めかしながらも大谷に敬意を向けていた。
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シーガーの「眠っていてほしい」の希望は通らず、大谷は6月のレンジャーズ4連戦でも大暴れ。初戦は7回に19号同点ソロ、延長12回には逆方向に20号決勝2ランを放った。2戦目は2安打3四球で全5打席出塁。第3戦で21号、第4戦でも22号を放ち、4戦4発。第4戦では投手としても6回6安打2失点で今季6勝目をマークした。
4連戦を終えたレンジャーズのブルース・ボウチー監督は、米テキサス州地元局「バリー・スポーツ・サウスウェスト」の試合後の番組内で「私からは何も言えない。これ以上何と言えばいいのだ。彼はこのシリーズで我々をコテンパンにした。私に何を言ってほしいのか」と笑みを浮かべながら話していた。
伝説的なOBたちからも称賛を受けた。24日にロンドン・スタジアムで行われたカブス―カージナルス戦の試合前。ヤンキース一筋20年で通算3465安打を記録したデレク・ジーター氏、同じくヤンキースなどで活躍した通算696本塁打のアレックス・ロドリゲス氏、そしてレッドソックスなどで通算541本塁打を放ったデービッド・オルティス氏が米スポーツ専門局「FOXスポーツ」中継の解説者として集結した。
「今季の前半戦で最大の話題」のテーマで、オルティス氏が「ショウヘイ・オオタニについてはいくら言っても言い足りない」と切り出し、23日(同24日)の敵地ロッキーズ戦で放った25号ソロについて「この球のコースを見てくれ。そしてこれをいかに右中間に持っていったか見てくれ。これは不可能に近い」「子供達よ、真似しちゃいけないよ。これは不可能に近いから」と驚きを持って紹介していた。
ジーター氏も「本塁打でメジャートップを走り、球界最高級の投手でもある。私は理解できないし、誰も理解できないと思う」「ベーブ・ルースが何年も前にやっていたが、彼がやっていることは前例がない。見ていて楽しいよ」と称え、ロドリゲス氏は「もう二度とこんなのを見る機会がないと思う。一番近いのはベーブ・ルースだね」と頷いていた。ジーター氏はさらに、「カジュアルなファンが彼がプレーしているところを見られるように」とプレーオフの舞台に大谷が立つことを熱望していた。
(THE ANSWER編集部)