F1マシンが宙に浮く「クレイジーな瞬間」 交換済みタイヤに乗り上げ、米誌指摘「大惨事」
自動車レース・F1の第10戦オーストリアGPが6月30日に開幕し、7月2日に決勝が行われる。1日のスプリントシュートアウトでは、ピットレーンで外したばかりのタイヤに乗り上げてマシンが跳ね上がる珍事が発生。米メディアも動画付きで「クレイジーな瞬間」「ピットレーンの大惨事」と話題にしている。
オーストリアGPスプリントシュートアウトで珍事発生
自動車レース・F1の第10戦オーストリアGPが6月30日に開幕し、7月2日に決勝が行われる。1日のスプリントシュートアウトでは、ピットレーンで外したばかりのタイヤに乗り上げてマシンが跳ね上がる珍事が発生。米メディアも動画付きで「クレイジーな瞬間」「ピットレーンの大惨事」と話題にしている。
ヒヤリとさせる瞬間だった。ピット作業が終わり、ゆっくりと走り出したのはハースのニコ・ヒュルケンベルグ。ファストレーンに戻ろうと左にハンドルを切ったところで異変が発生した。メカニックが抱えていた交換したばかりの左前輪タイヤに左後輪が乗り上げ、マシンが浮き上がった。まさかの事態にヒュルケンベルグは緊急停止を余儀なくされた。
米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」は動画付きで報道。「ニコ・ヒュルケンベルグがドラマティックなピットストップで宙に浮き、ハースはスチュワードに招集される」と題する記事を掲載した。「ピットレーンの大惨事を受けて、ハースはスチュワードに招集された」「クレイジーな瞬間がソーシャルメディア上でシェアされた」などと指摘しながら報じている。
同記事によると、チーム代表のギュンター・シュタイナー氏は英衛星放送「スカイスポーツ」の取材に対し、当該のメカニックは無事と報告。アクシデントは「実際よりもドラマティックに見えた」と大事ではないことを強調したという。
英専門メディア「プラネットF1」によると、ハースはシーズン終了までの執行猶予付きの罰金5000ユーロ(約78万円)を言い渡されたという。なお、ヒュルケンベルグはその後もセッションを続け、4番グリッドを獲得した。
(THE ANSWER編集部)