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「なんで良かったのか分からない」 26歳永井花奈、首位浮上も高望みせず「期待するといいことない」

女子ゴルフの国内ツアー・資生堂レディスは30日、神奈川・戸塚CC(6605ヤード、パー72)で第2ラウンドが行われ、首位と2打差5位から出た永井花奈(フリー)が6バーディー、2ボギーの68で回り、通算7アンダーで単独トップに浮上した。5年8か月も優勝から遠ざかる26歳。悪天候も苦にしないゴルフを見せ「意外と打ちやすくて切り抜けられた」と振り返った。

資生堂レディス第2日に出場した永井花奈【写真:Getty Images】
資生堂レディス第2日に出場した永井花奈【写真:Getty Images】

国内ツアー・資生堂レディス2日目

 女子ゴルフの国内ツアー・資生堂レディスは30日、神奈川・戸塚CC(6605ヤード、パー72)で第2ラウンドが行われ、首位と2打差5位から出た永井花奈(フリー)が6バーディー、2ボギーの68で回り、通算7アンダーで単独トップに浮上した。5年8か月も優勝から遠ざかる26歳。悪天候も苦にしないゴルフを見せ「意外と打ちやすくて切り抜けられた」と振り返った。

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 午後から吹き荒れた強風と雨の中でもブレなかった。出だしの10番でボギーとし、13番パー5でもスコアを落とす苦しい展開となった永井。それでも続く14番でバーディーを奪ってバウンスバックに成功すると波に乗った。16、18番でミドルパットを沈めて取り返すと、後半に入ってからは2、5番でバーディー。7番パー5はグリーンエッジからチップインバーディーを決めて抜け出した。

 ホールアウト後は不思議な気分だった。「なんで良かったのか分からないんですけど……。落ちたくないからバーディー獲らないとな、と思っていたらいつの間にか良くなってきて、パターもちゃんと芯に当たるようになってきたので、昨日よりちょっとずつ成長している気がします」。午後組の他の選手が苦しめられた強風についても「後半は左からの風でフェードが打ちやすかったところがラッキーだった。難しいホールだったけど、意外と打ちやすくて切り抜けられたのは良かった」と天候を味方につけた形だった。

 2017年10月の樋口久子三菱電機レディスでツアー初優勝を飾ってから5年8か月、優勝にはあと一歩で届いていない。2016年度のプロテストをトップ通過。昨季もトップ10入りは6回と実力は高いレベルで安定しているが、なかなか突き抜けきれないことに自分でももどかしさを感じている。

「ドライバーとパッティングが週初めは悪かったので期待していなかった。期待しないのが今週は良かったと思って、そこは変えずにいきたい。(首位は)うれしいんですけど、期待するといいことがないので、期待しなかった自分を保てるようにします」と高望みはしないスタンスで決勝ラウンドの戦いを見据えた。

(THE ANSWER編集部)

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