急遽登板の野手が強打者幻惑 球種不明の遅球で豪快三振シーンに米困惑「野球は複雑」
わずか10球で三者凡退、Cut4は「なんとも打ちにくい球だ」と称賛
MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」も公式サイトでこの対決をレポート。「ユーティリティ選手、ブランドン・ディクソンが、ホセ・ラミレスを67マイルのカッターで打ち取る」と題して特集している。
ディクソンが今季、一塁、右翼、左翼、二塁、三塁でプレーしたという驚異のユーティリティぶりを紹介。9回のマウンドではリンドーアをポップフライ、ブラントリーをフライアウト、そしてこの4打数3安打で本塁打を打っていたラミレスは3球で三振斬りしたことを伝えている。
「しかし、ただの3球では無かった。3球の浮かぶようなカッターは、『最速』74.5マイル、最後の一球は66.9マイルであった。なんとも打ちにくい球だ」
記事ではカットボールだが、MLB公式サイトではカーブと紹介されている投球。ようは判別不能の遅球を操り、強打者を仕留めたディクソンは試合後、こう話しているという。
「(ベンチコーチの)パット・ケリーから8回の時点で登板の可能性があると聞かされていて、それから実際に9回に投げるように言われたんだ。正直なところ、大量失点をする前に、いくつかアウトを奪えればと思っていたよ。こういった試合で長いことフィールドにいたい選手なんていない。だからストライクを投げてアウトを奪おうと思っていたよ」
言葉通り、見事10球で三者凡退に仕留めた。また記事ではこの回、投手のマイケル・ローレンゼンが右翼の守備にもついていたことも紹介している。
(THE ANSWER編集部)