レイズのタイラー・グラスノー投手がポッドキャスト番組で絶賛

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は対戦相手も魅了している。米ポッドキャスト番組に出演したレイズの現役右腕は「めちゃくちゃ謙虚で素晴らしい人間」「全く別世界の才能」などと称賛の言葉を連発。今季終了後にフリーエージェント（FA）となる大谷の次の契約についても「6億ドル（約860億円）以上になるはず」という大胆予想を展開した。

　直接対戦しているからこそ、凄さを理解している。米メディア「ジョムボーイ・メディア」のポッドキャスト番組「クリス・ローズ・ローテーション」に出演し、大谷について熱弁を振るったのは、レイズのタイラー・グラスノー投手。「投手としても打者としてもあれだけ優れているなんて、どんな確率だろう？　エイリアンかもしれないって思うよね」と笑みを見せた。

「めちゃくちゃ謙虚で、嫌なやつじゃない。素晴らしい人間に見える。とても感銘を受けるよ」と人間性も称賛。「全く別世界の才能だね」と手放しで称えた。司会のクリス・ローズ氏から「次の契約は5か6（億ドル）どちらからスタートすると思う？」と尋ねられると、「6（億ドル）だ。6億ドル以上になるはず。そうならない理由が分からないよ」と即答した。

　投打二刀流はFAにおいて有利だとグラスノーは予想する。「他の人と比べてより信頼して賭けられると思う。2つに賭けるようなものだから。投打どちらかがうまくいかなくても、もう1つのほうはうまくいくだろう。良い戦略だと思うよ。例えば10年6億ドルの契約を彼に渡すとしたら、かなり良いお金の使い方だと思う」と前人未到の6億ドル超えも妥当だとの見解を示した。

「打者・大谷」との直接対決は3打数2安打1三振。安打2本は本塁打と二塁打で、ともに長打だ。ローズ氏から「彼がレイズ相手に先発して、打者としても例えば二塁打とか打ったとしたら、『こんちくしょう』と思う？」と質問されると、「見ているときはありがたく思うよ。対戦しているときは、どうでもいい、って感じ。で、後になってあの男は凄いな、って思うんだ」と笑うしかなかった。