大谷翔平を彷彿とさせる「ジャックタニ」 米ドラ1候補の20歳二刀流大学生がNCAAのHR記録更新
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手が二刀流で歴史的な活躍を続けている一方で、「ジャックタニ」という愛称がつけられた2024年ドラフト1位候補の米大学生が新たな歴史を作った。25日(日本時間26日)のルイジアナ州立大戦で2本塁打を放ったフロリダ大の2年生ジャック・カグリオーン内野手兼投手はこれで今季33本塁打。バットの反発係数が2011年に定められて以降の全米体育協会(NCAA)シーズン本塁打記録を更新した。
フロリダ大2年のジャック・カグリオーンは投打で活躍
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手が二刀流で歴史的な活躍を続けている一方で、「ジャックタニ」という愛称がつけられた2024年ドラフト1位候補の米大学生が新たな歴史を作った。25日(日本時間26日)のルイジアナ州立大戦で2本塁打を放ったフロリダ大の2年生ジャック・カグリオーン内野手兼投手はこれで今季33本塁打。バットの反発係数が2011年に定められて以降の全米体育協会(NCAA)シーズン本塁打記録を更新した。
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大きなフォロースルーで力強く振り抜いた。米大学野球の最高峰を決める「カレッジ・ワールドシリーズ」に出場しているカグリオーンは25日、24-4と大勝したルイジアナ州立大戦で6打数3安打5打点、2本塁打の大爆発を見せた。6回無死走者なしの場面では、大谷を彷彿とさせる逆方向にグングン伸びる今季32号ソロ。8回2死二塁の場面では、内角のボールを豪快に引っ張り、今季33号となる2ランを右翼フェンスの向こうにある自軍ブルペンに叩き込んだ。
米メディア「スポーティング・ニュース」によると、NCAAが複合バットの反発係数を現在の基準に定めた2011年以降では、昨年テキサス大のイバン・メレンデス内野手が記録した32本塁打がこれまでのシーズン最多。カグリオーンはこの日の2本塁打で一気に抜き去り、NCAA新記録を樹立した。
カグリオーンは左投げ左打ちの20歳。身長6フィート5インチ(約195.6センチ)、体重245ポンド(約111.1キロ)と大谷にも引けを取らない肉体を誇る。主に一塁手として今季70試合で打率.326、33本塁打、90打点の活躍を見せながら、投手としても73回1/3を投げ、7勝3敗、85奪三振、防御率3.68をマークしている。
米スポーツ専門局「ESPN」も特集記事を掲載。大谷に次ぐ「次の素晴らしい二刀流選手になること」を目指しているという。日本でも大谷をもじり「〇〇谷」のワードが流行しているが、同記事によると、フロリダ大を取材するニック・デ・ラ・トーレ記者が“ジャックタニ”というニックネームを与えたという。本人も気に入っているそうだ。
MLBドラフトで指名される資格を得るのは2024年だが、すでに1巡目指名が有力視されている有望株。大谷が本塁打と打点でメジャートップに立つ中、“ジャックタニ”も打撃で新たな歴史を作った。大谷に続く二刀流選手として、メジャーの舞台でも活躍する日は来るだろうか。
(THE ANSWER編集部)