アース・モンダミンカップ最終日

　女子ゴルフの国内ツアー、アース・モンダミンカップは24日、千葉・カメリアヒルズCC（6650ヤード、パー72）で最終日が行われ、1打差4位から出た申ジエ（韓国）が4バーディー、ノーボギーの68で回り、通算13アンダーで並んだ岩井明愛（Honda）とのプレーオフを制して今季2勝目を飾った。逆に首位から出て、敗れた岩井は「悔しいですけど、ジエさんが勝ってうれしい気持ちもあります」と勝者を称えた。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　前半だけで3つスコアを伸ばした岩井。11番でもさらにバーディーを奪って迎えた終盤15、16番で連続ボギーを叩いた。17番でバウンスバックしたものの、72ホールで勝ち切れず。プレーオフ1ホール目でバーディーを奪った申ジエに敗れた。

　優勝セレモニーでは目を赤らめ、悔しさを押し殺した様子だったが、申ジエに「明愛さんは良く一緒に回るし、昨日も今日も良い勝負ができた。これからも良い勝負がしたいので、よろしく」と労われ、笑みを浮かべた。

　ラウンド後の中継局インタビューで、岩井は「悔しいですけど、ジエさんが勝ってうれしい気持ちもあります」と申ジエを称賛。「後半はボギーが来てしまいましたけど、気持ち的にはそんなに変わらなかった。ただただ下手だなと……」と苦笑いを浮かべた。それでも、最後は「また練習します。来週からも自分らしく、楽しく頑張ります」と前向きに次週への戦いに気持ちを切り替えていた。