スパーズが指名

　米プロバスケットボール（NBA）のドラフトが22日（日本時間23日）、米ニューヨークで行われ、19歳のビクター・ウェンバンヤマが全体1位でスパーズから指名された。身長223.5センチの大器。米記者は「バスケ界のショウヘイ・オオタニだ」と比較し、その理由を説明した。

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　フランスのメトロポリタンズ92でプレーしてきたウェンバンヤマ。長身ながら3ポイントシュートやボールハンドリングでも高い技術を有している。レイカーズのスーパースターであるレブロン・ジェームズに「エイリアン」「間違いなく世代を代表する才能だ」と絶賛させた逸材だ。

　米スポーツメディア「ジ・アスレチック」の公式YouTubeチャンネルは「ビクター・ウェンバンヤマはバスケ界のショウヘイ・オオタニだ」とのタイトルで動画を公開。出演した同メディアのデイビット・オルドリッジ記者はウェンバンヤマについて「みんなウェンバンヤマの比較対象を間違えていると思う。ガーネットでも、ラルフ・サンプソンでも、レブロンでもない。比較対象はショウヘイ・オオタニだ」と力を込めた。

　オルドリッジ記者は「ショウヘイ・オオタニが投打両方やると言った時、みんなが『そんなのあり得ない！　メジャーだぞ！』って驚いただろ。でも彼は『まあ、見ていてよ』って本当にやってしまったんだ。この男（ウェンバンヤマ）はショットブロックして3ポイントシュートを決める。でもみんな『それは無理だ。NBAだぞ！』って言うだろ。でも彼も『まあ、見ていてよ』ってやってしまうさ」と指摘した。

　複数の選手が担う役割を一人で担える能力を大谷と比較したオルドリッジ記者。「彼はステフ（カリー）がやったように、構造自体を変えてしまうよ」と3ポイントシュートでリーグを席巻した名手と同等の“革命”をNBAで起こすと太鼓判を押していた。