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英伝統G1で圧勝した馬の裏で…英メディアは日本最強馬を称賛「イクイノックスは7馬身差で…」

英王室が年に1回主催する英競馬、ロイヤルアスコット開催が同地のアスコット競馬場で始まり、開催2日目のメイン競走、伝統のG1プリンスオブウェールズステークス(芝約2000メートル、6頭立て)は5番人気の伏兵モスターダフ(牡5、J&T.ゴスデン)が2着馬に4馬身差をつける快勝。嬉しいG1初制覇に競馬専門サイトからは「ワールドクラスの走り」と称賛されたが、英専門紙や海外ファンからは、同馬を“子ども扱い”にした日本馬をクローズアップする声が上がっている。

G1プリンスオブウェールズステークスで快勝したモスターダフ【写真:ロイター】
G1プリンスオブウェールズステークスで快勝したモスターダフ【写真:ロイター】

英ロイヤルアスコット開催G1プリンスオブウェールズS

 英王室が年に1回主催する英競馬、ロイヤルアスコット開催が同地のアスコット競馬場で始まり、開催2日目のメイン競走、伝統のG1プリンスオブウェールズステークス(芝約2000メートル、6頭立て)は5番人気の伏兵モスターダフ(牡5、J&T.ゴスデン)が2着馬に4馬身差をつける快勝。嬉しいG1初制覇に競馬専門サイトからは「ワールドクラスの走り」と称賛されたが、英専門紙や海外ファンからは、同馬を“子ども扱い”にした日本馬をクローズアップする声が上がっている。

 過去の優勝馬にはドバイミレニアムやファンタスティックライトといった日本でも馴染みのある馬の名前も見られる伝統のG1。今年は6頭立てと寂しい頭数になったが見ごたえのあるレースが展開された。1番人気に支持されたルクセンブルクがハナに立つ展開。直線入り口から押し切るかに見えたが、後方待機のモスターダフが大外から強襲し、残り400メートルで先頭。脚色は最後まで衰えず、懸命に粘ったルクセンブルクに4馬身差をつける快勝劇を見せた。勝ち時計の2分5秒95はここ5年での最速タイムとなった。

 英衛星放送「スカイスポーツ」の競馬専門サイト「アット・ザ・レーシーズ」公式ツイッターは動画を公開。「ワールドクラスの走り! モスターダフがロイヤルアスコットでジム・クローリー騎手とプリンスオブウェールズで勝利」とつづって勝ち馬を称え、海外ファンからも「美しい馬ね」「モスターダフの衝撃的な勝利だ」「これは印象的だ」「こんなことが起きるとは!」といった声も寄せられている。

 しかし、このモスターダフは3月にUAEメイダン競馬場で行われたG1ドバイシーマクラシック(芝2400メートル)で優勝した日本馬イクイノックス(牡4、木村)に7馬身突き放されて4着だった馬とあって、海外ファンからは「イクイノックスなら10馬身差で勝ってる」といった辛辣な声も。また、英専門紙「レーシングポスト」公式ツイッターは「今年はじめにイクイノックスがモスターダフを7馬身差で破ったことをもう一度お知らせします」と“リマインド”したほどで、25日発走のG1宝塚記念(阪神芝2200メートル)に出走するイクイノックスの衝撃を際立たせるものになったようだ。

(THE ANSWER編集部)

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