陸上レース中に生じた“タックル合戦”が波紋 米高校競技で賛否「レッドカード」「私が許す」
米国で行われた陸上の高校生男子1マイル決勝で、選手同士の小競り合いが発生。片方の選手が突き飛ばされて転倒する激しいシーンがあった。海外メディアは「ブルドーザーのように押し倒した」などと報じていたが、映像がツイッター上に公開されて波紋が広がっている。米ファンからは「レッドカード」「偶然の接触だ。続けろ」などと様々な意見が寄せられている。
男子1マイル決勝で小競り合い
米国で行われた陸上の高校生男子1マイル決勝で、選手同士の小競り合いが発生。片方の選手が突き飛ばされて転倒する激しいシーンがあった。海外メディアは「ブルドーザーのように押し倒した」などと報じていたが、映像がツイッター上に公開されて波紋が広がっている。米ファンからは「レッドカード」「偶然の接触だ。続けろ」などと様々な意見が寄せられている。
先週末にオレゴン州で開催された「2023ナイキ・アウトドア・ナショナルズ」。高校男子1マイル決勝で激しい小競り合いが起きた。終盤にポジションを争う選手たち。オハイオ高のベン・マイヤーズとミシガン高のパークス・アレンが互いの手を振り払い合った後、ヒートアップしたアレンが肩から“タックル”を食らわせた。
譲らなかったマイヤーズはこれに反撃。両手で強烈に突き飛ばし、アレンをトラックに転倒させた。巻き込まれた選手はいなかったようだが、レース中の“ケンカ”に現地の実況者も「オォォォォウ!!」と仰天。カナダメディア「カナディアン・ランニング」は「オハイオのランナーが競争相手をブルドーザーのように押し倒した」との見出しで記事を掲載していた。
実際の映像を、米放送局「NBCスポーツ」で五輪中継も担当した米オレゴン州ヘイワード・フィールドの実況担当ポール・スワンガード氏がツイッターに公開。「陸上の審判員よ……これの裁定を教えてくれる?」と投げかけると、米ファンからは「完全に合法だ……UFCならね」「レッドカード」「これでもランニングはコンタクトスポーツじゃないというんだ」「これはホッケーか陸上か?」「両者失格だ」「偶然の接触だ。続けろ」「私が許す」「(笑)」「どちらかというとプロレスのよう」「これは初めて見た」「これはおもしろい」などと様々な声が集まっていた。
「カナディアン・ランニング」の記事によると、転倒したアレンは「立ち上がり、自身のプライドを払い落し、レースに戻った。最終ラップでは、立ち直りの速さを見せ、マイヤーズに追いつこうとしたが、わずかに及ばなかった」という。「残念ながら、2人のアスリートは結局、身体的な接触のために失格となった」とも記され、喧嘩両成敗となったようだ。
(THE ANSWER編集部)