大谷翔平の“球団トップ独占”状態に他球場も注目 全米中継の放送席が試合そっちのけで話題に
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、敵地ロイヤルズ戦に「2番・DH」で出場。5回の第3打席で2戦連発の24号逆転2ランを放ち、5-2の勝利に貢献した。これで直近10試合で8本塁打の大暴れとなったが、東海岸のライバル対決の舞台でも衝撃打が話題に。吉田正尚が所属するレッドソックスとヤンキースの試合中、実況席が大谷の成績で盛り上がるシーンが見られた。
敵地ロイヤルズ戦に「2番・DH」で出場
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、敵地ロイヤルズ戦に「2番・DH」で出場。5回の第3打席で2戦連発の24号逆転2ランを放ち、5-2の勝利に貢献した。これで直近10試合で8本塁打の大暴れとなったが、東海岸のライバル対決の舞台でも衝撃打が話題に。吉田正尚が所属するレッドソックスとヤンキースの試合中、実況席が大谷の成績で盛り上がるシーンが見られた。
衝撃のアーチにスタンドがどよめいた。大谷の第3打席は、1点ビハインドの5回無死二塁の場面。ロイヤルズ右腕グリンキーが内角低めに投じた69.7マイル(約112.2キロ)のカーブを振り抜くと、打球はもの凄い勢いで右中間席に着弾した。手応え十分だったのか、打った直後に大谷は“確信歩き”。両リーグトップを走る逆転の24号2ランで、悠々とダイヤモンドを一周した。
勢いはとどまるところを知らない大谷のバット。活躍ぶりは他球場でも話題の的で、レッドソックス―ヤンキース戦を全米中継した米スポーツ専門局「ESPN」の実況席は試合を差し置いて、大谷の話題で盛り上がった。
ダブルヘッダー2試合目の8回裏2死、レ軍エンリケ・ヘルナンデスの打席の場面で、実況のカール・ラベッチ氏が「野球界の他の大きな話題、ショウヘイ・オオタニについて話そうとしていました。私たちは今かつて見たことのないレベルに入ろうとしています。彼のメジャー最初の数年間でも新しいレベルを見てきましたが」と切り出した。
MLB194勝の元投手で解説を務めたデビッド・コーン氏は「この前レンジャーズのブルース・ボウチー監督に会って、オオタニになにが起きているのか、なぜ打者として次のレベルに入ったのか聞いてみました。すると彼は、特に左投手に対して以前は体勢を崩す場面がよく見られたが、それがもはや見られない、左中間に打球を飛ばしている、という話をしてくれました」と“取材”の成果を示した。
さらにラベッチ氏は「トラウトがいるチームで、オオタニがチームトップに立っている部門はなんだっけ?」と問うと、阪神でも活躍した元MLB選手のエドゥアルド・ペレス氏は「得点、安打、本塁打、四球、打点、盗塁、打率、出塁率、長打率、OPS! 投手のほうも言った方がいいかな?」と返すと、「もちろん」の声に「OK、いいだろう。投手では、勝利数、防御率、奪三振」と続けた。ラベッチ氏が「これら全てが1人の選手」と話すと、ペレス氏は「ハッハハ!」と大笑いしていた。
(THE ANSWER編集部)