国内ツアー・ニチレイレディス

　女子ゴルフの国内ツアー・ニチレイレディス最終日は18日、千葉・袖ヶ浦CC新袖C（6621ヤード、パー72）で行われる。21歳の昨季年間女王・山下美夢有（加賀電子）は第2日を終えて通算14アンダーの単独首位。2位に4打差の独走態勢に入った中、プレーの裏側で見せた行動への反響が広がっている。日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）が動画を公開。「好感度が非常に高い」「子供たちの模範」と脚光を浴びた。

　女王は強さ以外でもファンの視線を集めた。初日の最終18番、バーディーパットを沈めた後。山下は同組の川崎春花、岩井千怜とハグを交わした。さらにグリーンを出る際に振り返り、キャップのつばに手を添えながら一礼。自分の組についたスコアボードを掲げるボランティアらと笑顔で握手を交わし、「ありがとうございました」と感謝を伝えた。

　初日は7アンダーの単独首位発進だった。一連の動画を公開したJLPGA公式インスタグラムは、文面に「会場のリアルな雰囲気をお楽しみください」と記して投稿した。裏方への感謝を伝える選手は多いが、毎日笑顔で振る舞うことは簡単ではない。ファンからは「素敵な人」「強い人は立ち振る舞いも凄い」と称賛の声が上がっていたが、反響はさらに拡大。賛辞のコメントが相次いでいる。

「全国のゴルフファン、ジュニアゴルファーの模範となっていますね」
「好感度の非常に高い選手ですよね」
「さすが礼儀正しく、美しく」
「今年もたくさん勝ちそう」
「格好いい！」
「とても爽やかな気分にしてもらえます」
「素晴らしい模範」
「若いけれど、プロ中のプロ」

　山下は今季3勝、5戦連続トップ5入りなど実力を発揮してきた。岩井明愛が10アンダーの2位、千怜が8アンダーの3位。山下は双子姉妹と最終日最終組を回る。